これからの木質エネルギービジネス

岐路に立つ日本の木質ペレット産業

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木質ペレット市場の拡散パターン

木質ペレットの商業生産は1970年代にアメリカのオレゴン州で始まったとされる。このころの北米では製材工場の大型化が進んでいて、大量に発生するおが屑の処理が問題になっていた。おが屑はそのままでは燃料になりにくい。これをペレットにすることで優れた燃料になったのである。

しかし最初から順調に普及したわけではない。80年代の石油価格の下落で後退を余儀なくされ、出鼻をくじかれる。環境意識の高まりや化石燃料価格の上昇を受けて、市場の拡大が本格化するのは、90年代の後半あたりからである。

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