気候変動交渉の現場から

自分たちの持てる宝(力)を信じて、環境問題に貢献していくことが重要

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一連の気候変動サミットの報道で残念なのは、メディアが「ネガティブなニュースばかり」捉えて、「日本は置いてきぼりをくらっている」とか、「イニシアティブを示せない」といった批判的な内容が多く、またそれを基にNGOが政府批判に走り、各国から寄せられている支援への謝辞や、今後、JCMを通じて行いうる具体的な支援への期待については伝えていないことだ。

それゆえに、政府内においても、どうも批判を避けようとする内向きで消極的な姿勢がみられ、すでに述べたような「期待感」に気づけなくなって、このままだとみすみすチャンスを逃すことになるのではないかと懸念している。また、憂慮すべきこととして、「数値目標への固執」があるだろう。

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