地域の活性化 ~森林・林業日本一に向けた取り組み~

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11月5日、ホテルメトロポリタン長野で「林業、木質バイオマスエネルギー、環境技術:日本の地域再生に対するオーストリアからの提案」をテーマに「オーストリア森林フォーラムin長野」が開催された。その模様を伝えるコラムの第3回目は、林業の再生、地域振興で成功している岩手県住田町を紹介。町長の多田氏の講演を通して、「森林・林業日本一の町づくり」を目指す取り組みを紹介する。

森とともに生きてきた住田町

岩手県住田町は人口5969人、基幹産業は林業と農業、高齢化率約38%、町の面積30289haのうち90%が森林に覆われ、うち人工林は51%で成熟期を迎えています。森林の内訳は「気仙スギ」で知られるスギが60%、所有区分は町有林が約40%を占めます。町内には木工団地があり、プレカット、ラミナ、集成材の各工場があり、全国に製品を出荷しています。

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