ハイクラス人材レポート ― 新事業の立ち上げに手腕を発揮

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「環境ビジネスキャリア」は、環境・エネルギー分野に特化した転職支援サービスだ。『社会の課題をビジネスで解決する』をテーマに、優秀かつ志の高い人材を豊富に集めている。今回は、東京電力に長年勤務し、新規事業の立ち上げと代表取締役の経験を持つ女性を、パシフィックコンサルタンツに引き合わせた事例を紹介する。

社会の課題をビジネスで解決

『環境ビジネスキャリア』は「社会の課題をビジネスで解決する」をテーマに環境・エネルギーに特化した転職支援サービスで、社会問題に取り組む経営者とそれに応えるモチベーションを持つ求職者のマッチングを行っている。

ここで紹介するのはパシフィックコンサルタンツと合津美智子氏が本サービスを活用して成果を得た例だ。

東電のベンチャー企業を立上げ、
経営ノウハウを蓄積

パシフィックパワー株式会社 代表取締役副社長 合津美智子氏
パシフィックパワー株式会社
代表取締役副社長 合津美智子氏

合津氏は新卒で東京電力に入社し20数年の間に、電力設備計画やAI研究室での電力系システム開発などの業務を通して、電力事業の知見を得るだけでなく、社内ベンチャー制度を使った「新事業の企画・立ち上げとその経営」を経験した高いキャリアを持つ人材だ。

特にベンチャー子会社では代表取締役として経営からオペレーションまですべてを切り盛りし3年目黒字、4年目累損一掃という目標通りの成果を挙げた。

そのような華々しいキャリアの持ち主である合津氏がなぜ転職を考えたのか。


「新事業」をキーワードに転職活動をスタート

合津氏は、「震災後、電力事業に直結しない事業は整理されました。残された数少ない子会社に出向し、ESCOやエネルギーマネジメント事業などに携わり、そのこと自体は良い経験でしたが、なぜか物足りなく感じていました。その一方で、ベンチャー会社では苦しいことも多かったのですが、新事業の魅力の大きさに気づかされ、再び新事業に携わりたいとの思いが日に日に強くなっていました」

と語る。

そのような思いに駆られて退職し、『新事業』と『エネルギー』で求職活動を始めたが、当初はなかなか要望に添う転職先は見つからず、少し諦めムードになっていたころ、『環境ビジネスキャリア』からパシフィックコンサルタンツ社の紹介があった。

「当時、パシフィックコンサルタンツはエネルギー分野への進出を真剣に検討しており、私の『新事業&エネルギー』という要望にぴったりでした。また、何回かの面接を通して、歴史のある会社であるにもかかわらずフラットな風土を持ち、個人の能力を引き出すポテンシャルがあること、この業界ではトップクラスの企業であることがわかってきたので、入社を決意しました。」

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