住宅分野の温暖化対策が大きく前進しそうだ。
3月16日にアキレスが発売した「ブイパックボード」は、真空断熱材(VIP)を活用して従来の硬質ウレタンボードより断熱性能を25%も向上させた、住宅建材として日本初のハイブリッド断熱ボード。昨年の北海道洞爺湖サミット「ゼロエミッションハウス」に採用され、注目を集めた。
高い断熱性能を持つVIPは冷蔵庫や自動販売機などに多く使われているが、ビスやくぎによる損傷を防止することが住宅用建材応用への課題だった。同社は硬質ウレタンボード内にVIPを4枚配置、VIPの挿入位置を明示することで課題を克服した。
高断熱性能住宅ではこれまでは断熱材を組み合わせて断熱効果を高めていたため、屋根や壁が通常より厚くなり、施工面で特殊な対応が必要だった。だが、ブイパックボードは一般的な断熱材の厚さと同等の50mm。特殊対応不要で、建物をまるごと断熱できる。
省エネ、省CO2対策が求められる中、Q値(熱損失係数)1.0住宅や無暖房住宅を目指す動きが活性化している。同社では、現実的な工法で高断熱住宅を実現できるブイパックボードを、工務店と共に普及していきたいと意欲を燃やしている。
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