断熱材コーティング事業のイシミックが、真空セラミック断熱ブラインドを開発した。
独自開発の真空セラミック断熱コーティング剤の原料は、酸化チタンやセラミック粒子からなる液体。中に真空を閉じ込めたセラミック粒子は、熱に強く、半永久的に安定して優れた断熱性を保つことができる。この素材をコーティングしたブラインドは、窓辺の遮熱性や断熱性を高めるため、冷暖房費を節約できる。

実物での効果検証も実施、その効果は折り紙つき
新製品誕生のきっかけは、ある顧客から窓ガラス断熱コーティングの相談を受けたことだった。それまで同社は、このコーティング剤の窓や壁への施工を手がけてきた。相談者の事務所は西側全面ガラス張りで、ブラインドとロールスクリーンを二重にかけてエアコンを入れても、夏の室温は40℃になってしまう。ガラスコーティングなどの施工方法を検討したが、ガラスの熱割れ現象のリスクが高いため断念。そこで窮余の策として、窓にかけてあるロールスクリーンに真空セラミック断熱コーティング剤を塗布してみることになった。施工ノウハウを駆使して実行したところ、室温を30℃まで下げることに成功した。
この事例がきっかけとなり、イシミックはブラインドの加工に取り組み始めた。だが、セラミック粒子を多量に含む断熱材は、薄く均一に塗布するのが難しい。研究に研究を重ねた結果、従来の約5分の1のμm単位で布へ塗布できる超薄膜コーティング技術の開発に成功した。
従来、窓ガラスの遮熱・断熱加工で課題となっていた冬場の室温低下も、新開発の真空セラミック断熱ブラインドなら問題ない。開閉自在のブラインドなので、季節や天候に合わせて遮熱・断熱・遮光の加減を調節できる。同製品で、エアコンの消費電力を最大で35%節減できるという。
「2009年度さいたま市ニュービジネス大賞」の「優秀特別賞」を受賞した新技術は、すでに各方面の注目を集めている。イシミックでは、真空セラミック断熱ブラインドの生産体制を整え、来期初頭には売り出したい考えだ。
・アポロン式焼却炉/アーバンネットユニオン
・水銀灯代替用LED照明「ターボテック108」/ニッケンハードウエア
・植物工場における栽培支援事業/野菜工房
・真空セラミック断熱ブラインド/イシミック
・eco-eco(エコエコ)粒断機/ハーモ
・LEDエッジライト「AI-6156」/エーシック
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・中部電力/部分更新対応型ビル管理システム
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・アゼリア/水和物スラリ蓄熱空調システム
・日清製粉グループ/ニューマエコ