クレコ・ラボは、間伐材を使った「樹木の紙」「樹木の壁紙」を発売した。
「樹木の紙」は、国産の間伐材を独自技術で薄くスライスして紙と貼り合わせたもの。木の香りがほのかにする、いわば木材がそのまま紙になった風合いだ。インクジェット用やトナー印刷用の紙もあり、普通紙同様にカラー印刷ができる。紙を貼り合わせることで強度が増しているので、折り紙のように折ることもできる。

樹木の壁紙
クレコ・ラボでは、この「樹木の紙」に防水性を持たせ、裏面にシール加工を施し、カラー印刷できる紙を開発。この紙は、ナチュラルローソンのイートインコーナーのある一部店舗内で、テーブルの広告用敷紙として導入された。この他にも「樹木の紙」は、環境意識の高い企業の名刺やカレンダーとして採用されている。
「樹木の壁紙」は、「樹木の紙」同様、薄くスライスした間伐材を適切な紙と貼り合わせることで、通常のクロスと同じ感覚で施工できる壁紙に仕上がっている。木材でありながら厚み0.23mm(公称)と極薄なので、凹凸のある壁面や曲面でも自在に貼ることができる。国土交通省防火性能適合品で、住宅の壁はもちろん、商業用店舗などにも最適。すでに自然素材にこだわりを持つ設計者や建築家から引き合いがきており、保育園などで採用されている。
そもそもクレコ・ラボが「樹木の紙」「樹木の壁紙」の開発に至ったのは、間伐材利用を活性化するため。悩んだ結果、企業が日ごろから使用している紙に加工すれば導入しやすいのではないかと考えた。狙いは的中で、同社には各方面から多数の引き合いがきている。
同社によると、この「樹木の紙」や「樹木の壁紙」は、どの地域の間伐材からでも作ることができるという。最近では、森林保全活動で植林をしている企業も少なくないが、そこで発生した間伐材でグッズや自社製品をつくりたいという相談も寄せられているそうだ。
クレコ・ラボでは、木を薄くスライスする世界唯一の技術を携えて、国内のみならず海外にも販路を拡大したい考えだ。
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