矢野経済 国内植物工場の2015年度市場規模は09年比2.2倍に拡大

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矢野経済研究所は、オランダと日本の植物工場市場についての調査結果を発表した。植物工場とは、人工的に高度な環境制御を行った施設で、植物を周年・計画生産するシステムをいう。日本の植物工場における2009年度の市場規模(食用野菜の出荷金額ベース)は138.62億円だった。今後、右肩上がりで推移し、2015年度に310億円、2020年度に640億円に拡大していくと予測する。

同報告書は、「植物工場ならではの製品」が国内植物工場を発展させるキーワードになると指摘。「完全人工光型植物工場」では、既存のレタス類を中心とした葉菜類の安定した価格・品質・供給を促進するとともに、バイオ・薬用植物、機能性野菜、果菜類などの高付加価値作物の生産を行っていくこと、「太陽光利用型」と「太陽光・人工光併用型」では、水耕栽培だけでなく、ロックウール等の培地を利用したトマト、イチゴ、パプリカ等への生産品種の拡大が求められる。

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