神戸市、官民連携で3000世帯分のエネルギーを賄うバイオマス活用プロジェクトを始動

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※画像はイメージです
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神戸市は、神鋼環境ソリューションとともに、東灘処理場において、未利用の地域バイオマスを活用し、再生可能エネルギー生産をめざす官民連携の「KOBE グリーン・スイーツプロジェクト」を7月から開始すると発表した。本プロジェクトは、木質系・食品製造系バイオマスと下水汚泥の相乗効果を活用した再生可能エネルギー生産を行う実証事業として実施するもので、日本で初の試みとなる。

本実証事業は、木質系(グリーン)と食品製造系(スイーツ)バイオマスのうち下水道に好適なバイオマスを下水汚泥と混合処理し、バイオガス増量や汚泥処理の効率化、温室効果ガスの削減をはかることを目的としている。食品製造系バイオマスは、地元食品製造企業のトーラク、白鶴酒造、ロック・フィールドと連携し、有機物を多く含む地元バイオマスを活用する。木質系バイオマスは、六甲山の森林保全の過程で発生する間伐材や、市内の公園・街路樹からの剪定枝を活用する。木質系バイオマスの分解を促進し、下水汚泥と混合することによるバイオガスの生産も日本で初の試み。

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