火力発電所の石炭灰(フライアッシュ)を盛土材に 東北電力が新製品発表

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※画像はイメージです
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東北電力は、同社が運営する原町火力発電所(福島県南相馬市)から発生する石炭灰(フライアッシュ)にセメントと水を混合した固形物が盛土材として有効活用できることを確認し、福島県の復興に向けた貢献の一環として、石炭灰混合材料「輝砂(きずな)」として製品化すると発表した。

同製品の製造に関しては、同社の製造管理のもと、製造装置の運転・保守等を専門業者に委託し、現在、発電所構内に製造装置の設置を進めている。今後、製品の製造・環境安全性の確認をへたうえで、同社グループ企業を通じて、6月に製造を始め、8月中に販売を開始する予定。同発電所(100万kW×2基)から発生する石炭灰(約50万トン/年)の約1割に相当する約5万トン/年を利用し、輝砂の年間生産量は約6万立方メートルを予定している。これにより同社は、さらなる石炭灰の有効活用を進めたい考えだ。

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