理研、野菜や米がセシウムを取り込まないようにする物質を発見

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※画像はイメージです
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理化学研究所は、植物の高濃度セシウムに対する耐性を高める化合物「CsTolen A(シストレンエー)」を発見し、この化合物がセシウムに選択的に結合し、植物のセシウム取り込みを抑制することを明らかにした。

今回の研究では、約1万種のケミカルライブラリーをスクリーニングし、セシウムに対する耐性を高める化合物として5種を選び、それぞれの化合物で処理した植物に含まれるセシウム濃度を分析した結果、「CsTolen A」に植物体内のセシウム蓄積量を著しく低下させる効果があることが明らかになった。また、土壌での実験でも「CsTolen A」が植物のセシウム取り込みを抑制する効果があることを確認した。

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