清水建設、低コスト「グリーン水素」製造実証 地熱とバイオマス活用

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建設地の様子(出所:清水建設)
建設地の様子(出所:清水建設)

清水建設(東京都中央区)は11月30日、大分県玖珠郡九重町で、地熱とバイオマス資源を活用した、低コスト・グリーン水素製造技術を適用した実証プラントを建設すると発表した。この製造技術により、製造時のCO2排出量を市販水素の1/10以下、製造コストを太陽光などの再生可能エネルギーを活用した水電解水素の1/3以下に相当する24~38円/m3(Nm3-H2)に低減できるという。

実証プラントは「令和2年度環境省CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の対象で、清水建設が環境省から助成金を得て建設する。水素製造能力は50Nm3/h。実証プラントは2022年3月末に竣工し、3ヶ月の試験運転期間を経て7月からプラントの性能検証を実施する。具体的には多様な木質チップを利用できること、製造過程においてCO2を発生させないこと、水素製造コストを検証し、2023年3月に環境省に検証結果を報告する。

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