※月刊「環境ビジネス」2008年9月号 NEWS FLASHの内容を掲載しています。
掲載内容は、2008年7月時点のものです。
ジェネパックス(大阪市淀川区)は、 水で発電する「ウォーターエネルギーシステム」(以下、WES)を開発したと発表した。 WESの基本的な仕組みは、水素燃料電池と同じだが、水素燃料電池が水素と酸素を供給して発電するのに対し、 WESは、水と酸素を含んだ空気を供給し、 システム内で化学反応により水を水素と酸素に分解して発電する。

120Wの燃料電池システム。40枚のセルが直列接続されており、250ccの水で1時間半ほど発電できるという。
水素燃料電池の場合、
供給する水素を取り出す際に化石燃料を使うためCO2が発生するが、WESでは、そのプロセスがないため、
「化石燃料も必要なく、CO2の発生もない」
(平澤潔社長)。
さらに、水素を貯蔵しておく高圧タンクも必要もないため、安全性も高い。
ジェネパックスでは、WESを家庭や電気自動車などへの利用を想定しているほか、
災害時の電源としても活用できるとしている。
なお、価格は、現状では、1台200万円程度だが、
「量産により1/10程度まで下げたい」(平澤社長)
とのことで、
年内をメドに量産体制を整える計画だという。
WESはマスコミでも注目を集めるが、
同社が開発した水を化学分解するMEA(膜/電極接合体)について、
その仕組みが明らかにされていないためか、
技術の信頼性を疑問視する専門家の声も聞かれる。
新たな技術に批判は付き物。
量産化により真の性能が明らかになることに期待が寄せられる。
・G8洞爺湖サミット/ゼロエミッションハウス
└ゼロエミッションハウス関連の写真
・洞爺湖サミット/環境総合展2008
・グリーン・エネルギー・パートナーシップ・そらべあ基金/ソニー
・燃料電池システム/ジェネパックス