※月刊「環境ビジネス」2010年4月号「太陽光発電の鉄則」の内容を掲載しています。
掲載内容は、2010年2月時点のものです。
また、掲載順は順不同です。
補助金効果などで人気の太陽光発電システムですが、実際に購入するとなると、どのタイプのものを選べばいいか、仕様のどのような点に着目すればいいか、など、分からないことは山積みです。
太陽電池には様々な種類があり、メーカーごとにそのタイプが違うため、発電効率が高ければいいというものでもなく、屋根の種類や面積、気候によっても選ぶべき太陽電池は変わってきます。
こちらのページでは、メーカー別に、代表的な太陽光パネルの性能や特徴を徹底比較!太陽電池選びの参考にして下さい。
太陽電池のタイプ
HIT(アモルファス+単結晶のハイブリッド)
サイズ
1,319×894 mm
保証
10年保証
1kWあたりの価格
70万円程度
モジュール変換効率
17.0~16.4%
最大出力
210W・200W
製品ラインナップ
寄棟屋根の千鳥配置に適したものなど、3タイプで、いずれも長方形。
特徴
変換効率の高さに加え、発電量の多さが最大の特徴。単位面積当たりの発電量は世界1位。通常の結晶シリコンに比べて変換効率が高く、夏期など高温時でも出力が落ちにくいアモルファスの特性も備える。また、他社に比べて高価格だが、同等の発電量で比較した場合に他社より軽量。
太陽電池のタイプ
多結晶シリコン型
サイズ
45×1,015 mm、345×1,354 mm(SAMURAI)/
1,338×1,012 mm(ECONOROOTS)
保証
10年保証(定期点検を前提に)
1kWあたりの価格
約60万円(ECONOROOTS)
モジュール変換効率
15.9%、15.7%(SAMURAI)/
13.5%(ECONOROOTS)
最大出力
62W、46W(SAMURAI)/183W(ECONOROOTS)
製品ラインナップ
SAMURAIは組み合わせて設置する長さの違う2種類。ECONOROOTSは切妻屋根対応と陸屋根対応の2種類。
特徴
SAMURAIは、通常サイズの太陽電池に比べ屋根の形状に合わせて隙間なく設置が可能。屋根面積を最大限利用し、外観が美しく仕上がる、デザイン性に優れたSAMURAIと、コスト重視のECONOROOTSから選択できる。
太陽電池のタイプ
多結晶シリコン型
サイズ
1,318×1,004 mmほか(住宅用)/
1,652×994 mmほか(産業用)
保証
10年保証(要申込み)
1kWあたりの価格
55~60万円
モジュール変換効率
14.4~13.3%
最大出力
191~114W(住宅用)/210~84W(産業用)
製品ラインナップ
住宅用では、切妻・陸屋根対応型から寄棟屋根に対応した三角形のコーナーモジュール、平板瓦一体型など。産業用では、大出力・高出力・積雪地・高所用のほか、薄膜太陽光パネルもラインナップ(標準・建材一体・シースルー型)。
特徴
コストと性能のバランスの良さで好評。多結晶シリコン系では業界最高の変換効率であり、1kWあたりのモジュール価格では業界トップクラス。また、屋根の形や好みに合わせてバリエーションが豊富。産業用では耐風圧性能が高く、高所用途に特化したモジュールもある。WEBモニタリングサービスが整備され、パソコン・携帯の専用サイトから発電診断レポートや履歴データをチェックできる。
太陽電池のタイプ
多結晶シリコン型
サイズ
1,657×858 mm(標準)ほか
保証
10年保証
1kWあたりの価格
約60万円
モジュール変換効率
13%
最大出力
185W(標準)ほか
製品ラインナップ
長方形の標準モジュールのほかに、正方形のハーフモジュール、台形モジュールがあり、切妻・寄棟・陸屋根に対応。
特徴
パワーコンディショナーの変換効率が高く、少ないパネル数で設置可能。変換効率97.5%という業界一のパワーコンディショナーにより、通常は設置不可の場所に太陽光発電システムを設置できるケースも。テレビ画面でもモニターが見られる。また、モジュールのフレーム四隅に水切り用の加工を施す「防汚フレーム」で低勾配設置でも優れた排水・排埃を実現している。積雪1.5m以下の地域、直接塩水のかからない塩害地域にも対応。
太陽電池のタイプ
CIS薄膜太陽電池
サイズ
641×123 mm
保証
システム機器保証10年
1kWあたりの価格
65~70万円
モジュール変換効率
10.7%(陸屋根)、10.3%(傾斜屋根)
最大出力
85W、80W
製品ラインナップ
陸屋根・傾斜屋根2種
特徴
製造時にかかるエネルギー量が結晶シリコン系に比べて少ない。モジュール1枚の電圧が高いので、最低3枚から1回路を構成できる。また、回路構成に特徴があり、影による発電量低下が起こりにくい。小さな屋根に向いており、薄く軽いという点でも、様々な住宅に対応可能といえる。07年グッドデザイン賞受賞。
太陽電池のタイプ
CIGS型薄膜
サイズ
791×1,417 mm
保証
出力保証10年、モジュール機器保証10年
1kWあたりの価格
約60~70万円
モジュール変換効率
11.2%
最大出力
125W・115W
製品ラインナップ
住宅用・公共産業用各2種
特徴
結晶シリコン系に比べ製造時のエネルギー使用量が少なく、省エネルギー度が高い。従来の直列接続では部分的な陰の影響で発電量が落ちるが、CIGS太陽電池は並列接続のため、影のシステム全体への影響を受けにくい。CIGS太陽電池は、ガリウムを用いた希少な化合物系電池。発電層は2~3μmと薄い。導入事例として、阪神甲子園球場など。
太陽電池のタイプ
薄膜型多結合(アモルファス+薄膜多結晶)
サイズ
1,040×348 mmほか
保証
システム保証10年(要申請)
1kWあたりの価格
非公表
モジュール変換効率
8.8%(GRANSOLA)/6.8%(VISOLA)
最大出力
110W(GRANSOLA)/19W(VISOLA)
製品ラインナップ
景観への一体化を実現した瓦一体型ハイブリッド太陽電池VISOLA、据置型ハイブリッド太陽電池GRANSOLA。産業用では、シースルータイプ太陽電池もあり。
特徴
薄膜シリコンハイブリッド太陽電池。可能な限り効率的に電気を生み出すために、異なる波長域の光(短波長側と長波長側)を吸収する二層構造を採用。高温化でも性能劣化が少ない。
太陽電池のタイプ
アモルファス太陽電池
サイズ
466×3,700 mm(銅板一体型)
保証
-
1kWあたりの価格
オープン価格
モジュール変換効率
8.0%
最大出力
110W
製品ラインナップ
銅板一体型・軽量型ほか
特徴
産業向けに限定して発売。薄いフィルム状で、曲面にも対応でき、厚さはわずか1mm、重量も従来の結晶系モジュールの1/10程度。このため、使用用途の範囲が広範であり、施工や運搬コストも低い。また、アモルファスシリコン特有の高温耐性、意匠性、安全性が特長。同じ公称最大出力で比較すると、年間発電量においては結晶系よりも発電量で優れる。
太陽電池のタイプ
微結晶タンデム型、アモルファス型
サイズ
1,414×1,114 mmほか
保証
出力保証10年、瑕疵保証1年
1kWあたりの価格
オープン価格
モジュール変換効率
8.4%(微結晶タンデム)
最大出力
130W(微結晶タンデム)/100W(アモルファス)
製品ラインナップ
微結晶タンデム型、アモルファス型
特徴
アモルファス型の構造を持ちつつ、微結晶シリコンを加えることで、広い波長域の光を活かした発電を可能としている。結晶シリコン系に比べて夏の高温に強い。また、パッシブソーラーシステムと組み合わせ、集熱板を代替するような用途も実用化。さらに、モジュール故障が少ないことも実証されている。
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