「新電力」を切り口に、大型受注の獲得へ

  • 印刷
  • 共有

低ノイズのブルーライトカットLED等の照明機器を取り扱うプライム・スター株式会社(東京都港区 下田知代社長)が、このほど株式会社リミックスポイント(東京都目黒区 小田玄紀社長(2016年12月より))と新電力の販売で提携した。

「眩しさ」「ギラツキ」を軽減し目に優しく、ノイズ対策にも優れた高機能LED照明「Reach リーチ」シリーズで業界をリードするプライム・スター。

「お客様にとって最善の省エネ・省コストを実現する」を主眼として、全国約300社の販売店ネットワークで、省エネ・省コストの課題を持つ事業者に対してLED照明を中心に省エネ商材を提案・供給している同社がリミックスポイントの新電力を取り扱うに至ったか、その理由を聞いた。

こちら、もしくは文末から「新電力営業 スタートアップマニュアル」の資料をダウンロードできます。

「新電力営業 スタートアップマニュアル」
「ゼロからはじめる新電力営業 スタートアップマニュアル」

リミックスポイントの新電力を選んだポイントは?

開発氏(プライム・スター)

一番の決め手は、当社の主力商品である省エネ商材が売りやすくなるという点です。省エネ商材導入によるエネルギー消費コストの削減に加え、新電力の導入により特別な負担がなく消費コストが削減できる、というメリットが生まれます。お客様にとっては省エネ商材導入費用の回収スピードが格段に良くなることを意味します。あくまで、電力を売ることが主目的ではなく、新電力をフックにして省エネをお客様に提案できるということです。

「新電力」は、電力使用量が多い事業者には、省エネ提案時のキーワードの一つです。お客様の関心が高いので、大きな案件を受注できる布石を打てます。

さらに、リミックスポイントでの省エネ補助金の実績数と採択率の高さはお客様に省エネを提案する際に極めて有効です。お客様からすれば、同社のサポートで補助金を活用することで設備導入にかかる初期コストを最大50%削減できる可能性があります。

内田氏(リミックスポイント)

私たちは、代理店の方々にリミックスポイントの電力だけを売ってもらおうとは必ずしも考えていません。プライム・スターさんがお客様に対して省エネやエネルギーコスト削減を効率的に実現するためのソリューション提供のお手伝いができればと考えています。また、お客様が省エネ補助金の活用を希望される場合には、補助金採択の基準の一つとして「省エネ率」が重視されるため、案件の省エネ規模を増加させることが方策の一つであり、その結果、設備導入規模も大型化する可能性があります。

代理店向けの勉強会で「電力販売・提案のポイント」を解説するリミックスポイントの内田氏
代理店向けの勉強会で「電力販売・提案のポイント」を解説するリミックスポイントの内田氏
開発氏

新電力を取り扱う代理店は全国に星の数ほどあり、営業しても、見積を出すだけで終わってしまうケースがほとんど。成果を出すのは至難でした。新電力への切り替えを単純に提案するだけでは成果は今ひとつ。提案件数に対して成約率があまりに低すぎました。

実は、当社は複数の新電力事業者と提携していますが、リミックスポイントさんの新電力を扱う際には、電力を売り込まなくてもいい。新電力をフックに、お客様に経費削減が可能であることをお知らせするだけです。

電力提供の成約に向けた営業のほぼすべては、リミックスポイントさんが協力してくれる。こんな楽なことはありません。ですから、当社の新電力サービスは、新たにゼロから再スタートする気概を持っています。

内田氏

電力の販売は、代理店様の立場から言えば、短期的視点での売上獲得を目指すものではないと考えています。ですから、今まで扱ってきた既存商材の販売と同じ意識で取り扱っては、必ずしもうまくはいかないでしょう。代理店様にとって電力販売は、薄利かもしれないが売上が継続的に発生するストック型ビジネスです。一度契約が結ばれると、お客様が解約しない限り、その後は一定の売上が継続的にあがっていきます。数多くのお客様への電力販売が実現できれば、必然的にその売上金額は増えていきますから、安定収益につながります。

月々数百万円の電力料金が発生しているお客様にとっては、電力料金の削減は大きな課題です。しかし、新電力に切替えるだけでは、年間電力料金の削減は期待したほどにはならない場合もあるというのが実態かと思います。これは、リミックスポイントの電力でも同じだと思います。

では、なぜ、お客様や代理店様は、リミックスポイントの電力に関心をお持ちいただけるのか?

それは、代理店様から見ると、本業である省エネ商材拡販に資するからであり、お客様から見れば、部分的なコストダウンではなく、総合的なコストダウンを実現できる可能性があることをご理解いただけるからではないかと思っています。

ソリューション提案が可能にするエネルギーコスト削減
ダウンロードはこちら

次ページ →電力に関する省エネのプロが省エネを最大半額で実現させる

この記事にリアクションして1ポイント!(※300ポイントで有料記事が1本読めます)