水素エネルギー社会の実現に向けて

Power−to−gas技術による再生可能エネルギー由来水素の活用可能性(第1回)

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固定価格買取制度や設備導入補助金等の政府各府省庁による経済的支援を背景に、急速に導入が進む再生可能エネルギー。再生可能エネルギーの集中導入に伴い既存系統網への負担が増加することで、様々な社会課題が発生している。一方、新エネルギーとして昨今政府が注力して普及を進めている水素についても、製造でのCO2排出量を削減する必要性が指摘されており、これらの双方の課題を解決する技術としてPower−to−gasに注目が集まっている。本稿では、2015年度~2016年度にかけ、経済産業省資源エネルギー庁の水素・燃料電池戦略協議会の事務局運営を支援していた野村総合研究所の副主任コンサルタントである佐藤弘幸氏に、同技術の活用可能性について、現状を踏まえつつ展望してもらった。

太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー関連産業の活性化や、国内での普及推進を目的に政府各府省庁や電力会社を通じた各種補助金が導入されて以降、太陽光発電をはじめとする発電設備の導入が国内で行われている。

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