住宅用ニーズが鍛えた技術力とネットワークで価値ある製品を(前編)

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1918年の創業以来、広範な領域で「メイド・イン・ジャパン」製品の高品質さを世界に知らしめてきたパナソニック。太陽 電池事業についても、常に顧客ニーズを見つめ業界を牽引してきた。産業用への需要が急伸するなか、堅調な事業展開を 進めてきた理由を、同社エナジーシステム事業部ソーラーシステムビジネスユニットユニット長の吉田和弘氏に聞た。

吉田和弘氏(よしだ・かずひろ)

太陽光モジュール「HIT®」で事業を拡大

太陽光のエネルギー利用についてパナソニックが本格的な研究をはじめたのは1975年。これは前々年に起こった第一次オイルショックを契機として、通商産業省(現経済産業省)などが推進した新エネルギーの技術研究計画「サンシャイン計画」が背景にある。電機メーカー各社が太陽光発電システムの開発に注力するなか、同社は1980年にアモルファスシリコンを使った太陽電池の工業化に成功。世界に先駆けた技術開発によって国内外から注目を集めることとなった。

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