エネルギースタートアップ最前線

オムツから「良い土を」循環型ビジネス DYCLE

  • 印刷
  • 共有

リサイクル可能なオムツやオムツリサイクル用の設備を提供する企業はあるが、オムツのリサイクルのシステムを提供する企業はほとんどない。DYCLE(ダイクル)は誰でも利用可能なリサイクルシステムを構築することで世界を変えようというスタートアップだ。まだ十分な収益を上げているわけではないが、すでに世界20カ国から引き合いが来ているというDYCLEのリサイクルシステムは、「良い土を自分たちで作りたい」という理念から始まったブルーエコノミーを体現する取り組みだ。

下流から始まることが違いを生む

この連載ではドイツのエネルギー転換を支えるスタートアップを特集しており、これまではデジタル化でビジネスの境界線を取り払おうとする企業を紹介してきた。今回紹介するプロジェクト、DYCLEはこれまでのスタートアップと違い、(創業者いわく)ローテクをベースとしたリサイクルシステムを構築しようとしている。しかし、その発想はこれまで紹介した企業と同じくビジネスの境界線を取り払う可能性に満ちている。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300
年額
15,600

関連記事