近畿大学建築学部建築学科教授。博士(工学)。源作、角蔵、清次郎、覚一郎、昌利に継ぐ岩前家6代目長男として、1961年11月和歌山市に生まれる。ダックスフントのムツゴロウとともに、豊かな自然のなかでごく普通の青春時代を過ごし、県立桐蔭高校卒業後、80年に神戸大学工学部建築系環境計画学科に入学、大阪湾を見渡し、六甲山を見上げながら勉学にも多少、励み、86年に同大学院を修了し、住宅メーカーに入社、研究所で住宅の断熱・気密・防露に関する研究開発に携わる。95年、震災の傷跡も生々しい神戸大で博士号を取得する。2003年春、退社し、近畿大学理工学部建築学科に助教授として就任、2009年教授、2011年建築学部創設とともに学部長就任、現在に至る。小・中学でトランペットを吹き、高校ではワンダーフォーゲル部、大学では少林寺拳法部に所属。文武両道を目指すが、すべてに挫折する。昨今は、もっぱら酒とJazzライブと古今東西の本集めを楽しんでいる。経済産業省技術委員をはじめ、国交省、環境省、文科省あるいは、大阪府・市、神戸市などの建築の省エネにかかわる技術的な評価、開発に携わる。真空断熱材関係では、国際エネルギー機関IEAの研究活動EBC/ANNEX65の日本代表、ISO-TC163/SC3/WG11のエキスパートを任じている。