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再エネ電力を直流でLED照明などに給電するシステム 変換ロスを削減

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再エネ電力を直流でLED照明などに給電するシステム 変換ロスを削減

興和は、東京整流器(神奈川県川崎市)とともに、再生可能エネルギーを最大限活用することができる創・蓄連携システム「直流給電システム」の販売を開始した。蓄電池と組み合わせることで災害時の非常用電源としても使用できる。

本システムは、太陽光風力発電等の再生可能エネルギー(直流)と蓄電池からの電気(直流)を、“交流”に変換することなく“直流”のまま直接、LED照明器具や空調設備等に直接“直流”で電力供給するシステム。

太陽光等で発電した再生可能エネルギーは、一般的にはパワーコンディショナーでの“交流”への変換が必要となる。本システムでは、“直流”のまま給電するので、変換ロスを削減するので、大幅な電気代削減につなげることができる。

電力会社から供給される電気(交流)もミックスして電力供給することが可能で、直流・交流問わずスムーズに給電を行うことができる。非常時には必要な場所に必要な電気だけを直流で供給するので、ロスの少ないエネルギー伝達により、蓄電池内の電気を限りなく長続きさせることができる。

また、医療機関や半導体工場等が嫌う電磁ノイズを低減するとともに、ゆらぎのない一定の直流波形をつくりだすためLED照明の照度をさげてもちらつきが発生しない。さらに、LED照明機器を1台ごとに制御することが可能で、必要な場所に必要な明るさをピンポイントで供給することができる。

本システムについて、オフィス・店舗のほか、官公庁、工場、病院などの医療関係施設や学校などの教育機関施設での利用を見込む。さらに、大規模災害等が発生した際の指定避難施設における危機管理対応としての利用も提案していく。

蓄電池と太陽光発電システムを組み合わせた調光機能付き直流給電式LED照明システムを2014年2月に導入した八千代銀行登戸支店では、晴天および曇りの日は、ほぼゼロエネルギー化を実現し、システム導入前と比較して照明電気料金の大幅削減(平均2500円/日→200 円/日)を達成しているという。

興和は、「健康と環境」をテーマに積極的に事業推進を図っており、環境・省エネ事業においては2009年にLED照明事業、2012年に風力発電・太陽光発電事業に参入した。さらに、2013年には同社医薬品工場隣接地にメガソーラー施設である富士太陽光発電所を新設し、再生可能エネルギーの売電事業にも取り組んでいる。

東京整流器は直流電源装置を製造販売する。興和と東京整流器のこれまでの取り組みでは、LED照明器具と直流電源装置を組み合わせたシステム構築の提案を行っていた。このたびの両社による「直流給電システム」の販売を契機に、さらなる低炭素社会実現に向けたスマートコミュニティ構想に貢献するために、事業者ならびに生活者の利便性や質の向上、安全・安心の確保を図っていくシステムを開発し、提供していく予定。興和は、環境・省エネ事業におけるノウハウ・サービスと商社事業における販売チャネルを最大限活用し、直流給電システムの販売を積極的に進めていく考えだ。

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