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東京電力「送電線強化の工事費、負担してくれた額が多い順に連系します」

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東京電力「送電線強化の工事費、負担してくれた額が多い順に連系します」

東京電力は、再生可能エネルギー導入拡大に向けた試験的な取り組みとして、群馬県北部エリアにおいて、系統連系を希望する事業者を対象に、送電線「上越幹線」の送電容量対策工事費用を分担して負担してもらう入札募集を実施すると発表した。

本募集にあたって、7月30日・31日に、同社群馬支店において、系統連系を希望する事業者を対象とした事前説明会を開催し、8月1日より事業者からの応募を受け付ける。応募期間は8月1日~9月1日。12月に負担金単価の入札を実施、来年2月に落札者を決定、3月以降に諸契約を締結する予定。

本募集は、系統連系の申請が多い群馬県北部エリアにおいて、より多くの再生可能エネルギー事業に同社電力系統へ連系してもらうことを目的として実施するもの。今回の入札で工事費を多く負担した順に系統連系の優先順位を決定する予定。入札された金額の合計が一定の値に達した場合に入札そのものが成立する。一定の値を超過した場合、超過分がそれぞれの負担金から差し引かれる。

募集エリア 主な対象地域 募集規模
募集エリアⅠ I-1(黄色エリア) みなかみ町 6万kW 計20万kW
I-2(灰色エリア) 沼田市の一部、川場村 7万kW
I-3(緑色エリア) 渋川市の一部、中之条町、東吾妻町、高山村 3万kW
I-4(水色エリア) 沼田市、渋川市、昭和村 4万kW
募集エリアⅡ(桃色エリア) 前橋市の一部 11万kW

同エリアでは、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の導入にともない太陽光発電事業者から同社電力系統への連系希望が多く寄せられたため、同エリアから首都圏へ電気を送る15万4千ボルトの送電線「上越幹線」の送電容量が不足すると見込まれている。そのため、各事業者が系統連系するには、送電鉄塔の一部建て替えや送電線の張り替えなどの大規模な送電容量対策工事が必要となっている。

こうした状況に対応するためには、現状では、系統連系により最初に送電容量を超過する事業者が、送電容量対策工事費の全額を負担し、その後3年以内に同じ系統に連系する事業者が当該対策工事費を按分して負担している。

従って、大規模な送電容量対策工事が必要となる場合は、最初に送電容量を超過する事業者は事業性を見通すことが困難となり、再生可能エネルギー発電設備の系統連系が進まなくなる可能性がある。そのため、同エリアを「群馬県北部再エネ等募集エリア」に設定し、本入札募集を実施することとした。

公募対象は、前橋市、高崎市、沼田市、渋川市、中之条町、高山村、東吾妻町、川場村、昭和村、みなかみ町。今回の公募対象エリアからは外れている沼田市の一部、片品村、前橋市の一部については随時受付けている。

また、東京電力は、今回の試験的な取り組みも踏まえ、特に同社電力系統への連系希望が多く寄せられている他のエリアについても、系統ごとの空き容量や、これを超過した場合に必要な増強対策を検討するとともに情報開示に努めていく考えだ。

【参考】
東京電力 - 群馬県北部エリアにおける電力系統への連系に関する入札募集の実施について
東京電力 群馬支店 - 群馬県内で太陽光発電設備等の系統連系をご計画されているお客さまへ

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