キリンHDら、「酵素でペットボトルをリサイクル」実現へ共同研究開始

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「PET2」と基質(PETの一部)の図(出所:キリンホールディングス)
「PET2」と基質(PETの一部)の図(出所:キリンホールディングス)

キリンホールディングス(東京都中野区)は1月18日、同グループのキリン中央研究所(神奈川県横浜市)、静岡大学(静岡県静岡市)、自然科学研究機構(東京都港区/NINS)の3者が、酵素によるPET(ポリエチレンテレフタラート)リサイクル技術の確立に向けた共同研究を開始すると発表した。

世界で広く利用されているプラスチックであるPETを分解する酵素は、学術論文では複数報告されているものの、熱への耐性が低く、高温の環境下では分解活性も低くなるため、実用化に至っている例はわずかだという。共同研究では、耐熱性PET分解酵素の一つである「PET2」を対象に、三者が保有している知見や技術を組み合わせて「PET2」を改変することで、熱耐性と分解活性の双方が向上した耐熱性PET分解酵素の獲得を目指す。

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