工場の環境関連法令理解講座~2026年度版~

100を超える「環境法規制の迷路」を突破。環境法専門弁護士がリーガル視点で解説
「従前は許容されていた行為が、知らない間に禁止されていた」
「国の法律はクリアしているのに、市区町村独自の厳しい条例を見落としていた」
「廃棄物処理の委託契約書に、2026年からの新法定記載事項が抜けていて委託基準違反になっていた」
工場の現場において、確認すべき環境関連の法令・条例は100近く存在します。なじみが薄い上に法令解釈が極めて難しく、行政や専門家でも見解が分かれるニッチな分野だからこそ、「法改正のキャッチアップ漏れ」や「法令解釈の盲点」による予期せぬコンプライアンス違反のリスクを排除することは容易ではありません。情報が氾濫し、目の前の操業対応に追われるなかで、頻繁に繰り返される新設・改正の全容を法的に正確に把握し続けることは、現場にとって極めて大きな負担となっています。
そこで本講座では環境法専門弁護士が解説。工場運営のライフサイクル全般において遵守すべき主要法令と自治体条例をリーガルの視点から体系的に整理し、現場が「今、何をすべきか」の確実な判断基準を徹底解説します。
学ぶ内容:実務の「現在地」と「2027年に向けた変化」
■ 環境法特有の構造と「認識漏れ」が招く致命的なリスク
環境法は「廃棄物該当性」など法令解釈が極めて難しく、行政裁量も広いため、細心の注意を払っていても生じかねない「解釈の盲点」が、行政処分や刑事罰、億単位の損害賠償に直結する実態を弁護士が解説します。社内へ危機感を共有し、対策予算の必要性を説明するための強固な論拠となります。
■ 見落としがちな都道府県・市区町村の「独自条例」
国の法律をクリアしていても、各自治体が独自に設けている上乗せの温暖化対策条例や廃棄物適正処理条例などは、法的な確認漏れが発生しやすい最大の盲点です。エリアごとに異なる規制の罠を整理し、工場が網羅すべきコンプライアンスの境界線を明確にします。
■ 専門性が求められる技術的特性と法規制の交点
化学物質の管理や汚染特性など、技術的専門性と法規制が密接に関わる環境分野において、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染対策法などが求める法的義務の全体像を俯瞰。経営層に対して「なぜこの設備投資や工程管理が必要なのか」をロジカルに証明するための判断基準を提供します。
■ 2026年4月施行:資源循環の強化と化学物質の自律的管理
改正資源有効利用促進法により一定規模以上の製造事業者に課される「再生材利用計画」の提出・実施状況の定期報告義務や、大幅に対象物質が増加した改正労働安全衛生法に基づくばく露低減措置など、2026年度から本格化した最重要改定への具体的な実務対応を解説します。
■ 2027年4月施行:廃棄物処理の透明化とマニフェスト報告義務の強化
再資源化を含めた最終処分までの全行程(処分方法・各処分量・再生された物の数量等)の詳細報告が義務付けられる電子マニフェストの新ルール(2027年4月施行)を徹底解説。排出事業者としての責任を貫徹し、契約違反のリスクを未然に防ぐための先手を打ちます。
対象となる方
- 工場の環境管理・安全衛生・法務担当者
約100の環境法令の全体像を法的に整理し、自社のコンプライアンス状況を再点検したい方
- 化学物質を取り扱う事業所の管理者
法改正による「自律的管理」への移行や、特定化学物質の排出量把握・届出に関する法的義務を確認したい方
- サステナビリティ・廃棄物管理部門の責任者
2027年のマニフェスト報告義務強化を見据え、排出事業者として負うべき法的責任の範囲を整理したい方
- 経営企画・設備投資担当者
土壌汚染対策法やアスベスト規制、省エネ法改正に伴う定期報告義務など、事業運営に関わる中長期的な法的リスクを把握したい方
- パッケージ・資材メーカーの設計・企画部門
2026年4月からの再生資源利用計画の提出義務化に伴い、法的に求められる計画策定の要件を把握したい方
講座カリキュラム
第1部:環境法規制違反の全容と法的リスク
・工場関連法令等の全体像と概要
① 数多ある環境法令
② エリアごとの自治体規制
③ 避けられない海外規制
④ 頻繁な新規制定・改正
⑤ 主要な工場関連法規制
・近時制定・改正された環境関連規制(概要)
① 省エネ法・温暖化対策推進法
② GX推進法
③ プラスチック資源循環促進法
④ 資源有効利用促進法
⑤ 再資源化事業高度化法
⑥ 化管法(PRTR法)
⑦ 労働安全衛生法
⑧ 土壌汚染対策法
⑨ PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物特措法
⑩ アスベスト規制法(大気汚染防止法等)
・取引先への取組要請と独禁法・下請法
① 省エネ法・温暖化対策推進法
② GX推進法
第2部:近時改正のあった主要な環境法規制のポイント
・近時改正のあった主要な環境法規制(2026年)
① 改正資源有効利用促進法(2026年4月)
② GX推進法(2026年4月)
③ 労働安全衛生法(2026年4月~)
④ 廃掃法施行規則(2026年1月)
・今後改正予定の主要な環境法規制
① 廃掃法施行規則(2027年1月)
② 労働安全衛生法(~2030年)
③ 土壌汚染対策法(未定)
講座実施形態
オンデマンド講座(マイページより講義視聴)

牛島総合法律事務所
パートナー弁護士
猿倉 健司 氏
2007年弁護士登録。CSR推進協会環境部会、環境法政策学会、MULTILAW不動産プラクティスグループなどに所属。 環境リサイクル・エネルギー・製造・不動産分野では、国内外において、行政自治体・周辺住民対応、不正・不祥事に対する危機管理対応、企業間・対住民紛争、新規ビジネスの立上げ、M&A、IPO上場支援等を中心に扱う。 著書「実例で学ぶ環境規制と法的リスクへの対応」(第一法規)、「不動産取引・M&Aをめぐる環境汚染・廃棄物リスクと法務」(清文社)、「Legal 500 Environment Comparative Guide: JAPAN」のほか、数多くの寄稿・執筆、講演・研修講師を行う。
講座概要
受講形態 | 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 お申込み日から30日間視聴可能。 | |
|---|---|---|
受講料金 | 1名受講 | 45,000円(税込 49,500円) |
受講のご案内 | 【実施上の注意】 | |
注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 | |












