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廃棄物の法的リスク対策基礎講座

廃棄物の法的リスク対策基礎講座

「排出事業者」の法的な責任を把握し、「処理運用・資源循環」を前進させるために。

今、ごみを出す企業(排出事業者)には、自らの「排出事業者責任」を厳格に全うすることと、ごみを資源として再利用する「資源循環」を事業として推進することという、2つの重大なミッションが同時に求められています。しかし、いざ取り組もうとした際、現場の足元には大きな構造的課題が横たわっています。自社のオフィスや店舗、工場から出るごみ(事業系一般廃棄物や混合廃棄物)の最終的な行方を、本社が正確に把握できていないケースは少なくありません。

ごみ処理を現場任せやどんぶり勘定にした結果、複雑な「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の区分を見誤り、気づかぬうちに不法投棄や無許可業者への委託といった重大な法令違反を招くおそれがあります。さらには、資源循環の取り組みを推進しようとしても「自社のごみの実態(データ)がない」「再生材は高コストでトレーサビリティも不透明」という壁にぶつかり、実務が停滞してしまいます。

本講座では、実務担当者が陥りやすい「廃棄物該当性」や「産廃・一廃の境界」など、廃棄物処理法における排出事業者責任のリアルな法的リスクを弁護士が解説します。さらに、属人的なアナログ管理から脱却し、正確なデータを用いて静脈産業(処理・回収業者)と連携することで、ごみ処理を確かな「資源循環の実績」へと転換する次世代のマネジメント事例をお伝えします。 法規制への対応を単なるリスク管理と捉えるのではなく、排出事業者責任の完遂と新たな資源循環ルートの構築を両立させるための核心を理解します。

このような方に

【廃棄物管理のコンプライアンス体制を構築・強化したい総務・ファシリティ・環境管理部門の方】

オフィスや店舗から出る事業系一般廃棄物はマニフェスト(電子管理)対象外であることも多く、行政すら把握しきれないブラックボックス化しやすい領域です。本講座では、複雑な廃棄物区分や現場の難所である「分けられない混合ごみ」に関する法的リスクを的確に把握し、現場任せのアナログ管理を脱却して、排出事業者としての全社的なガバナンス体制(守り)を構築するための視座を提供します。

【資源循環の推進や、再生材調達・環境データを扱うサステナビリティ・調達・開発部門の方】

「再生材を活用したいが、バージン材よりコストが高く、由来(トレーサビリティ)も不安だ」という実務上の悩みを抱える方へ。排出事業者としての責任を果たすために集めた「確かな適正処理データ」を基盤とし、静脈側との連携によるコスト最適化を図りながら、ごみ処理を資源化の実績へと繋げる「攻め」の資源循環ルート構築の道筋を示します。

講座カリキュラム

【第1部】廃棄物処理の法的基礎と「区分の壁」の正体

~なぜ、企業のゴミ管理は「事業系一廃」で躓くのか~  約120分

講師:牛島総合法律事務所 弁護士 猿倉 健司 氏

1. 企業の「ゴミ」の現在地

  • 事業系一般廃棄物のブラックボックス化
  • 資源循環ビジネスのボトルネック(再生材利用の課題と廃棄物該当性の判断)
  • 一番怖い「廃棄物処理法」の基本概念と排出事業者責任

2. 「産廃」と「一廃」の境界線

  • 産業廃棄物の定義と事業系一般廃棄物の正体
  • 【ケーススタディ】これはどっち?(オフィスの紙くず vs 工場の紙くず、木製パレット vs 木製家具 など)

3. 最大の難所 「混合廃棄物」

  • 混合廃棄物とは(一般廃棄物と産業廃棄物の混合など)
  • 法の建前と現場の本音(「総体として」の実務の限界)
  • 混合物を処理する場合の法的整理と摘発リスク

4. 違反事例とリスク管理

  • 無許可業者への委託リスク(刑事責任・行政処分・役員の賠償責任など)
  • 専ら物の取扱い
  • 契約書とマニフェスト管理の基本

【第2部】データ連携とテクノロジーが実現する次世代の廃棄物マネジメント戦略 約60分

講師:レコテック株式会社 代表取締役 野崎 衛 氏

1. 排出元をめぐる環境変化

  • なぜ今、廃棄物が経営テーマか
  • 情報開示の対象拡大(CO2から資源循環へ)と第三者認証の動き
  • 排出事業者責任の範囲拡大とコスト上昇の背景

2. データを用いた排出元の取り組み

  • 測る・つなぐ・最適化する
  • 計量による排出実態の可視化とダッシュボード活用
  • エリア単位のデータ活用による回収ルート・コストの最適化(クラウド上の共同ごみ置き場)

3. 再生材活用をめぐる動きと将来像

  • 需要家の動きと国内外の法整備(EUの包装・自動車規則、国内の資源有効利用促進法)
  • 再生材活用に不可欠な「トレーサビリティ」の位置づけ
  • ごみ置き場が「資源出荷庫」に変わる排出拠点の役割変化

受講形式

オンデマンド講座(お申込後、マイページからご視聴・30日間)

講師紹介

猿倉 健司 氏

牛島総合法律事務所

パートナー弁護士

猿倉 健司 氏

2007年弁護士登録。CSR推進協会環境部会、環境法政策学会、MULTILAW不動産プラクティスグループなどに所属。 環境リサイクル・エネルギー・製造・不動産分野では、国内外において、行政自治体・周辺住民対応、不正・不祥事に対する危機管理対応、企業間・対住民紛争、新規ビジネスの立上げ、M&A、IPO上場支援等を中心に扱う。 著書「実例で学ぶ環境規制と法的リスクへの対応」(第一法規)、「不動産取引・M&Aをめぐる環境汚染・廃棄物リスクと法務」(清文社)、「Legal 500 Environment Comparative Guide: JAPAN」のほか、数多くの寄稿・執筆、講演・研修講師を行う。

野崎 衛 氏

レコテック

代表取締役

野崎 衛 氏

国内外の廃棄物関連ハード、ソフト面のコンサルティング及びしくみ作りに20年間の経験。 商業施設、公共施設等の廃棄物処理計画に基づき必要な設備の導入コンサルティングおよび ソリューションの提供を行う。また大型イベントなどの環境対策にも従事、東京オリンピック パラリンピックの廃棄物管理に関する検討会にも参画。 廃棄物処理業者に対しては食品リサイクル施設の提案などプラントのFS支援なども実施し、 廃棄物の発生から処理、再利用まで静脈サプライチェーン全体を把握し提案の実績を持つ。 海外においては主にインドネシアにて活動し一般廃棄物処理に関する仕組みの構築と処理設 備の実証を行う。 現在は持続可能な資源循環を目指し、資源循環インフラPOOLシステムの開発と社会実装・事 業化推進している。

受講形態

宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信

お申込み日から30日間視聴可能。
視聴期間内であれば、ご自身の自由なタイミングで視聴できます。

受講料金

1名受講

45,000円(税込 49,500円)

受講のご案内

【実施上の注意】
本講義は、オンライン配信講義となりますご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。お申込者には、宣伝会議IDを通じて視聴環境をご提供しております。同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。

【受講上のご案内】
・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください。
・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。
・本講義には質疑応答はございません。

【レジュメについて】
講義資料はご視聴頂くマイページからPDF形式でダウンロードしていただきます

注意事項

受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。
お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。
教室・オンラインライブ講座は、個人申込の場合、受講料について開講前のご入金を原則とさせていただいております。 オンデマンド講座は、お申し込み後すぐに受講案内メールをお送りしており、メール受信後、ご視聴いただけます。 そのため、視聴の有無に関わらず、お申し込み後のキャンセルは一切、承っておりません。 詳しくは、特定商取引法に基づく表示をご覧ください。

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