環境用語集 ゼロエミッション
ゼロエミッションとは、産業活動や日常生活で発生する廃棄物や排出物を可能な限りゼロに近づけ、環境への負荷を最小化することを指す。
廃棄物の再利用やリサイクルなどを通じて、資源循環型の社会を目指す活動
具体的には、以下のような取り組みが挙げられる。
- 廃棄物の削減と再利用:ゼロエミッションは、廃棄物を減らすだけでなく、再利用可能な資源として活用することを重視する
- CO2排出の抑制:火力発電などCO2を排出する活動についても、CO2排出をゼロにする取り組み(水素利用やCCS技術など)が重視される
- 資源循環型社会の構築:廃棄物をゼロにすることで、資源を効率的に利用し、環境への負荷を最小限に抑える資源循環型社会の実現を目指す
- ゼロエミッション電源:発電時にCO2を排出しない再生可能エネルギー(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス)や原子力発電などもゼロエミッション電源として扱われる
- ゼロエミッション・ビークル:走行時にCO2などの排出ガスを排出しない電気自動車(EV)や燃料電池自動車などもゼロエミッションにつながる施策として注目されている