日本旅行ら、ブロックチェーン技術を旅行メディアサイトに実装

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日本旅行(東京都中央区)は11月9日、同社の旅行メディアサイト「Tripα」(トリパ)において、ジャスミー(東京都港区)が提供するブロックチェーン技術を使った個人情報活用サービス「Jasmy Personal Data Locker(PDL)」と連携する会員登録機能を実装し、新規会員登録の受付を開始した。

同サイトの会員になると、サイト内の「マイページ」に気に入った記事を保存できる新サービス「Clip」を利用できる。これまでのインターネットの慣例では、利用者の個人情報を事業者の用意したサーバーで管理することが一般的だったが、「PDL」の仕組みを利用することで、利用者は事業者側に個人情報管理やその活用を委ねることなくWebサービスの利用が可能になるという。

今後は「PDL」の仕組みを応用し、会員の興味・関心を分析する「AIレコメンド」等の情報提供機能の拡充や、会員の積極的な参加によって創り出されるUGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用、コミュニティ化等のブロックチェーン技術を活用した新しい顧客体験創造の取り組みを進めていくという

具体的な活用事例として「自分だけが知っている旅の穴場や推しの旅先に関する口コミ・写真の投稿」「アンケートや投票への参加」「旅行企画の提案・募集」「旅先の応援・地域支援」など予定している。また、コンテンツ生成に協力してくれた会員へのインセンティブの提供も予定しているという。

両社は2021年12月より、DXに向けた様々な検討を行ってきた。今回は、その実用化の第1弾となる。

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