ドコモとアクセンチュア、web3の普及と加速に向け3分野で連携

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NTTドコモ(東京都千代田区)とアクセンチュア(同・港区)は11月8日、Web3の強みを生かした社会課題の解決に向けて(1)ESG/SDGs領域への適用、(2)安心・安全なWeb3活用に向けた技術基盤の構築、(3)Web3人材の育成-の3つの分野で連携すると発表した。両社は連携を通じて、Web3の普及と社会実装を加速させる。

ドコモは通信ネットワークを長年運用してきた実績を生かし、社会全体の課題解決や経済圏の運営に関する知見を提供する。アクセンチュアは、将来的な海外展開も視野に入れ、上記3分野における運営基盤づくりを手掛ける。また、地方創生の取り組みで得た知見も提供する。

3分野における具体的な活動は以下の通り。

  1. 環境問題や地方創生といったさまざまな社会課題の解決には、多様な価値観を持つ関係者を束ね、中長期的なゴールに向けて結束させることが不可欠となる。Web3の特徴を生かした連携のメカニズムの構築を通じ、新たな経済原理による課題解決の事例や方法を創出する。

  2. Web3は、技術的には発展途上の段階にある一方、新たな製品やサービスの創出のみならず、コミュニティの構築・運営などにも活用が可能な技術だ。普及の阻害要因を取り除き、誰もが簡単に安心して利用できる技術基盤の構築や環境整備を進める。

  3. Web3市場の需要増や期待感から、関連するエンジニアやビジネスリーダーなどの人材は今後ますます不足することが懸念される。Web3領域での就業を考える人材に対して学習や実務経験の獲得機会を提供し、Web3人材が企業と連携しやすいコミュニティを提供する。

両社は連携を通じて「あらゆる人がWeb3の恩恵や便益を享受できる世界」の実現を目指す。また、連携による成功事例を世界に発信し、中長期的に世界で日本がWeb3の先進国と位置づけられることを目指す。

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