日本製紙グループ、セルロースナノファイバー強化樹脂の実証生産を本格化へ

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CNF強化樹脂混練設備(出所:日本製紙)
CNF強化樹脂混練設備(出所:日本製紙)

日本製紙(東京都千代田区)は9月17日、富士工場(静岡県富士市)内のセルロースナノファイバー(CNF)強化樹脂の実証生産設備を拡張したことを発表した。今後はサンプル製造能力を拡大し用途開発を加速させる。

今回の拡張は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業プロジェクトに基づくもので、同社によると、完成した実証拡張設備は、年間50トン以上のCNF強化樹脂マスターバッチ(CNFを30-50%含有した樹脂。5~10%程度に希釈したのちに成形加工する)を製造することが可能だという。 

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