改めてチェック! LED照明への初期投資は何年で回収できるか

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ビルやオフィス、商業施設などの節電対策の切り札となっているLED照明。以前は高価格であることが、普及の障壁となっていた。2年前には、まだ途上にあった性能面の課題とともに、20年間のライフサイクルで試算した場合、蛍光灯と比べて割高となるコスト面での課題を指摘し、LED街路灯の導入を見送った自治体もあった。

しかし、性能面の課題も克服され、需要の高まりとともに低価格化も進んでいる。いまはどれくらいで初期投資費用を回収できるのだろうか。

まず、従来から使われている照明と比べて、省エネ性能を製品カテゴリーごとにみると、下図の通りである。

図:2012年時点での平均的な各LED照明の省エネ性能

次に、LED照明を導入した場合の電力使用量削減によるコスト削減効果についてみてみる。そもそも電気代は、過去1年間の最大電力需要(最大デマンド)をベースに算出される「基本料金」と、1ヵ月に使用した電力量に基づく「使用料金」をベースに計算されている。省エネ効果の高いLED照明の導入は「基本料金」と「使用料金」の低減の両方に効く。

大塚商会の蛍光灯タイプLED照明
大塚商会の蛍光灯タイプLED照明

これらをもとに、大塚商会で販売している蛍光管タイプのLEDを例に、投資回収年月を算出してみた。

蛍光灯タイプのLEDには、電源部(給電ユニット)を外部に設ける「電源非内蔵タイプ」(工事必要)と、LEDランプ内の電源部を内蔵させた「電源内蔵タイプ」(工事不要・必要の2タイプ)の2種類がある。

大塚商会の製品は、ちらつきや光量不足などの性能面でのトラブル発生の予防になること、熱に弱いLEDチップから熱源にもなる電源部を離すこと、ランプ自体の軽量化などの安心・安全のメリットを考慮して、「電源非内蔵」タイプを採用している。

本製品を導入した場合、電気会社や電気料金の契約内容によっても異なるが、東京にある中規模程度のビル(業務用電力:契約電力500kW未満)で、導入本数が180本、1日の点灯時間が15時間、1年間の点灯日数が250日と想定すると、初期費用の回収期間は3年10カ月となった。(※環境ビジネス調べ)

その他のメーカー等でも、LED照明を導入した場合の初期投資費用の回収期間を4年から4年半と試算しているところが多い。また、LED照明の定格寿命は4万時間であるため、同じ使用時間と日数で計算すると10年8カ月間の利用が可能だ。

来年以降も、電気代の値上げや、さらに厳しい節電対策が求められることが予測される。これまでLED照明の導入に躊躇してきた事業者等によっては、性能面やコスト面だけでなくタイミングとしても、その導入の機が熟してきたといえるかもしれない。

こうした顧客のニーズに応えるため、大塚商会では12月20日までのキャンペーンで、蛍光管タイプのLED照明を導入工事費込みで1本あたり6,420円で提供している。
(※取付作業費 ご購入本数が31~150本の場合 1本あたり1,380円(税別)、1~30本の場合 一律¥46,000(税別))

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2012年12月20日まで期間限定特別価格キャンペーン中!
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