世界ブランド、SMA製パワコン トータルコストにメリット大 (2ページ目)
トータルコストに高い貢献
SMAのパワーコンディショナの最大の魅力は、こうしたトップレベルの品質面をベースに、設置事業者に高いコストメリットをもたらしてくれる点にある。
「入力電圧のレンジが広いため、日の入りから日没まで、長時間の発電を実現。そして世界最高レベルの変換効率。結果として、得られる発電量が大きくなります。そしてランニングコスト。特にメガソーラー用では、キュービクルが不要なため、エアコンによる冷却費用を抑制できます。20年間の設置期間を考えると、非常に大きい」。
製品群がさらに充実

戸建、アパートで設置広がる昨年10月に発売した住宅向けのSUNNYBOYが好調だ。
「50kW未満で低圧の場合、屋外設置でインストールが容易、さらに低騒音ということで、アパート、戸建住宅で需要が広がっています。また、農家の納屋や土手にも需要があります。最大の驚きは、これまで防塵・塩害性能を有する適切な製品が少なかった沖縄で大好評となったことです」(村上社長)。
メガソーラー向けでは、4月以降に最大電圧1000VのSC630CP-JPの発売を予定している。
最大電力は713kWとなり、従来は2MW未満の太陽光発電にパワーコンディショナ4台を必要としていたところを、3台で賄うことができる。しかも1台当たりの価格は従来の1.15倍程度となり、今まで以上にトータルコストの性能が高まる。
今後は、さらに工場の屋根への太陽光発電設置に最適な3相系統出力のSUNNY TRIPOWERを導入予定だ。10kW~500kW以下の太陽光発電向けに展開予定で、JET認証取得次第発売を予定している。
「今後の日本の太陽光発電市場は、さらに伸長することは間違いありません。経済産業省の政策能力は非常に高く、欧州の前例を参照しながら市場を上手くハンドリングし成長させてくれるはずです。今後も高まるニーズに応えるよう、万全の態勢を期します」(村上社長)。


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