「志」と「経験値」で、日本に再生可能エネルギーを普及させる(2ページ目)

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長期的なスパンで経営を見据え、事業を展開

日本市場での長期展望について、原氏は、今後の事業計画の一部として、太陽光発電のO&M事業や風力発電・水力発電事業への参入等についても言及した。『現時点では太陽光発電に特化している。まずは長期間にわたる安定的なオペレーションを実行していくことが第一優先だが、今後は太陽光発電だけではなく、風力発電・水力発電・バイオマス発電と、社名の通り再生可能エネルギーを総合的に日本に普及させて行きたい』と原氏は熱く語る。

アジア地域での風力発電、水力発電、バイオマス発電などを手がけた経験を有する経営陣が揃っており、そのノウハウを活かして日本でも展開していきたい考えだ。太陽光発電事業は、施工まで終了すると発電所ごと販売する事業者もあらわれはじめているが、それについて原氏はきっぱりと否定。

『太陽光事業はグリッドパリティを見据えた長期的な事業。それを実現する為に、全国のO&M事業者とパートナーシップを結び、本社にO&Mの集中センターを構築するつもりだ。これで自社発電所を一元管理できるようになる。」と原氏。そして「日本に再生可能エネルギーで貢献する」ため、今後も画期的なプロジェクトを成功させていきたいと力強く語った。

プロフェッショナルな集団、自主性を重んじる社風

2014年3月に東京オフィスを虎ノ門に移転。非常にフラットな雰囲気で、役員も社員もワンフロアで業務を行い、普段から率直に意見を言い合える環境にあるという。

そのオフィスで働くのは、10年以上にわたる太陽光発電事業の開発・投資経験者や30年以上の不動産業界経験者などプロフェッショナルな人材。社員のこれまでの太陽光発電関係における業務経験を発電量に換算すると1.2GW分にもなるという。

「『志』と『実行力』が共存している会社。本気で再生可能エネルギーを日本に普及させようという意思が感じられるし、その思いを実現すべく、プロジェクトをどんどん推し進めている。成果が目に見えてわかるため、やりがいがある」、「勿論コミットしたことは達成しなくてはならないが、社員に対しても長期的な展望にたって見てくれているので、安心して仕事に打ち込むことができる」と仕事に対するやりがいや、働きやすさを語る社員の姿が印象的だ。

同社は、再生可能エネルギーの拡大とともに業務が拡大し、今年に入って社員数を大幅に増員した。さらに増員を検討しており、積極的な採用活動を行いたいとしている。NREの求める人材について、原氏に聞くと「自主性やチャレンジ精神が旺盛にある人材がいい。また、弊社は短期的な結果のみならず、長期的な貢献を評価し期待する社風であるため、将来のビジョンを明確に設定しゴールに向けて行動できる人材が欲しい」と語った。

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日本再生可能エネルギー株式会社
〒105-0001 東京都港区虎ノ門一丁目1番12号
虎ノ門ビル5階
http://nipponenergy.co.jp/

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