停滞する太陽光発電所の建設・稼働を全面支援 Looopが新サービスをスタート

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独自のサービス展開でPV市場の活性化を牽引するLooopが、資金や建設過程の問題で、着工が遅延している太陽光発電事業の課題に総合的に対応する新サービスを5月からスタートさせる。太陽光発電システムの開発、販売から設置、保守・管理、売電まで、さまざまな顧客のニーズに応えてきたLooopならではのオリジナルサービスだ。

施主がかかえる4つの問題を解決

Looopの新サービスは、昨今の太陽光発電事業者が直面している事業課題を代行、解決するもの。設備認定を受けているにも関わらず、停滞してしまう理由は主に4つある。

  1. 施工の難易度が高く、想定していたEPC(設計、調達、建設)事業者では能力不足。
  2. トータルの収支が合わず、融資を受けるのが難しい。
  3. 土地に関する法令関連の知識や経験不足から事業が暗礁に乗り上げている。
  4. 良い譲渡先が見つからない。

これらの様々な問題を解決し、停滞案件を推し進めるのが今回のサービスだ。

事業本部 第一営業部 部長 渡辺安彦氏
事業本部 第一営業部
部長 渡辺 安彦氏

発電所建設の着工、稼働が長期に渡り遅れた場合、設備認定の取り消しにもなり得る。全国には認定済でありながら未着工の案件が多数あり、これらを対象にサービスを展開していく。同社事業本部 第一営業部長 渡辺 安彦氏は「自社のノウハウを活用して、EPCを一括して担い、サポートしていきます。また、権利の譲渡を希望している事業主に対しては、Looopが直接に権利を買い取るか、優良な事業者を斡旋していきます」とサービスについて説明する。


発電所建設をハード・ソフト両面でサポート

同社は、これまで数々の太陽光発電システムの開発、販売、設置、工事、管理、メンテナンスを行っており、EPC事業者としての実績と独自のノウハウを豊富に蓄積している。そのノウハウを活かして、土地の取りまとめから法令の確認、近隣住民への説明、関係機関への申請、整地造成、産廃処理、部材調達、設置工事、発電監視、保守管理まで、全てを一貫してサポートし、全国の案件に対応する。特にハードルの高い法令の問題や敬遠されがちな近隣住民への説明、融資をする金融機関の紹介などはメリットが大きい。

Looop EPC 相関図

Looop EPC 相関図

さらに、設置後の発電した電力についても、PPS(特定規模電気事業者)として同社が買い取り、安定した売電売り上げの維持もサポートする(36円以上の案件に限る)。取り扱うモジュールは、出荷量世界上位のメーカー(トリナソーラー、カナディアン・ソーラー、ジンコソーラー(予定)、JAソーラー)の他、国内、海外合わせて11社あり、より幅広いニーズに対応できる。Looopの本来の持ち味である高品質&低コストの部材調達能力に、これらの各メーカーの協力が加わることで、更に投資効率の良い発電所が建設できる。さらに取り扱いメーカーは順次拡大中である。

主な取り扱いモジュールメーカー

主な取り扱いモジュールメーカー

※上記含む国内外11メーカーを取扱い

太陽光発電の普及に貢献

譲渡先を探している発電事業者に対しては、これまで関係を培ってきた優良な太陽光発電事業者から引き継ぎ先を斡旋する。Looopには、既に、数十MWの案件の相談が寄せられているという。その中には規模が大きいものもあり、渡辺氏は「大きな案件ほど、事業の障害は大きくなり、当然、事業が停滞する確率が高くなります」と話す。同社では弁護士や土地のコンサルタントなどとタッグを組み、こうした障害も丁寧にクリアしていく。

これまで着工が停滞していた太陽光発電建設のサポートをする今回のサービス。そういった案件をもつ事業者には願ってもない、新しいソリューションとなる。Looopは停滞案件を少しでも多く稼働させることで、再生可能エネルギーの普及に貢献していく。

【Looopの新サービスについて】
お問い合わせはこちら
株式会社Looop
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-4 常和本郷ビル
TEL:03-5802-6209 受付:9:00~21:00(土日祝除く)
http://looop.co.jp/

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