FIT改正議論が高まる中でPV事業の長期的収益を見据えた新キット

  • 印刷
  • 共有

Looopが両面ガラスモジュール「NEXTOUGH(ネクスタフ)」採用キットを含む新ラインナップを発表。2016年度の買取価格を想定した標準タイプのシミュレーションでは、実質利回り16.9%、投資回収期間6年を実現する。

立地にあわせ横置き、縦置きを選べる架台

自分で作れるソーラー発電所、Looopの「MY発電所キット」の販売実績が全国で1465件(122MW)に達した。発売後わずか4年で急速に普及した理由として、価格の透明化を実現したこと、設置費用が低コストで、初期投資の回収期間が短いことなどが挙げられる。

あわせて建設前の事業計画から、設備設計、建設後の発電監視、メンテナンスまで、トータルサポート体制が充実していることも、ユーザーの信頼を勝ち得ている点だ。

そのLooopがFIT4年目に向けて、MY発電所キットの新ラインナップを発表した。新キットは出力50kW~84kWまでの5タイプ。大きな特長は架台を共通化するとともに、横置きタイプ(3段4列)か縦置きタイプ(2段6列)かを選択できることだ。

同社マーケティング部の伊東 孝之氏は「縦置きタイプはパネル表面に堆積した雪が落ちやすい、横置きタイプはバイパスダイオードによる影の影響を低減するなど、それぞれ一長一短がありますが、発電事業者の方の土地の形状や気候等に適したタイプを選んでいただくことで、発電量の最大化が図れます」と話す。

遠隔監視「みえるーぷ」と10年保険で売電収入を最大化

新キットではこうした架台の共通化など商品構成をシンプルにし、コストの低減を図り、変化する太陽光発電の事業環境に対応する。また5タイプすべてに、発電所を遠隔監視する「みえるーぷ」(通信費別)と10年保険をセットにした。太陽光発電事業者が、長期間の安定運用により売電収入を最大化し、短期間での投資回収を可能にする。

新キットの標準タイプであるMY発電所キット78の製品構成は、260W多結晶ソーラーパネル300枚、架台25台、三相9.9kWのパワーコンディショナー(パワコン)5台(49.5kW)。販売価格は従来の同出力発電キットより130万円安い、1150万円(税別)を予定している。

なお、2016年度のFITの予想価格を仮に24円/kWと想定したシミュレーションによると、投資総額約1450万円として20年間の総売上は4823万円、純利益は1451万円。実質利回り16.9%、投資回収期間約6年である。

投資回収シミュレーション 2016年度のFIT価格を24円と仮定※1

シミュレーション条件
測定地=山梨県甲府市、設置角度30度|見積=部材費+工事費+連系費用+土地賃貸料

シミュレーション 2016年度のFIT価格を24円と仮定

※1 平成28年度の正式なFIT買取価格は経済産業省からの発表をお待ちください。
 ※2 投資回収期間=システム構築費用÷年間売電収入

オリジナル太陽光モジュールを採用

さらにMY発電所キット78NT、84NTには、Looopが満を持して市場に投入するオリジナルの太陽光モジュール「NEXTOUGH(ネクスタフ)」を搭載した。同モジュールはバックシートを使用せず両面をガラスパネルで挟むことで、経年劣化率を抑えて耐久性を高めた。この高い耐久性により、メンテナンスコストを最小限に抑え、総発電量を最大化することが可能。高い投資効率が期待できる。同社は太陽光発電の30年後、50年後を見据えた製品と位置付ける。

同社の太陽光発電所キットは、低圧からメガソーラーまで全国で豊富な設置実績をもつ。加えて、管理システム「みえるーぷ」や、O&Mサービスと損害保険をパックにした「まもるーぷ」など、Looopの総合力を活かした最適なソリューションを提供し、長期的な発電所運営を支えるサポート体制も充実している。

【NEXTOUGH(ネクスタフ)について】
資料請求・お問い合わせはこちら
株式会社Looop
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-4 ユニゾ本郷四丁目ビル
http://looop.co.jp/

この記事にリアクションして1ポイント!(※300ポイントで有料記事が1本読めます)