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ポストFITへ多種多様なエネマネ機器で需要対応

市場の新たなニーズにいち早く対応した製品やサービスを継続的に市場にリリースしている

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攻めのO&Mで安定した発電を維持・継続

FIT法が改正され、今年4月より太陽光発電事業の認定基準として「適切に点検・保守を行い、発電量の維持に努めること」が義務付けられる。同社はこうした動きを背景に新たなO&M市場の創出に挑む。監視・発見・維持・回復といった4フェイズにアプローチすることで、長期間最適な状態で最大限の発電量を確保できるようなO&M体制の構築をサポートする。

これまでも出資するNTTスマイルエナジーが業界トップシェアで、遠隔監視システムのエコめがねを提供してきた。

また、3月には太陽光発電の点検・保守業務向けに、国内では初めて計測器の4つの機能を1台に集約したPV用直流安全検査装置「DC Fault Tester」(DCFT)を発売。発電低下停止リスクや事故リスクに関するものを同時に効率よくセンシングすることで、太陽光発電の発電維持と安全性の確保をサポートする優れものだ。

オムロン独自のAISET™技術で、従来のように太陽光パネルを1枚単位で計測しなくても、故障の有無と位置特定を接続箱単位で一度に行うことが可能となり、保守作業時間の大幅な削減を実現した。

これらに加え、今後は太陽光パネルのミスマッチを最適化しパフォーマンスを維持する製品なども検討しており、先駆的なO&Mサービスの提案を行っていく。

「維持・回復に特化した製品やサービスを強化することで、ただ見守るだけだったO&Mを攻めのO&Mに変革していきたいです」と笹脇氏は話す。

新たなトレンド「過積載」や「重塩害」にも対応するパワコン

オムロンの環境事業の中核製品であるパワコンに関しては、海岸エリアの屋外設置に対応した重塩害仕様や過積載対応など、市場のニーズに合致した製品ラインナップを揃えている。

2012年のFIT法導入以来、急速な発展を遂げてきた太陽光発電だが、FIT買取価格は下落してきている。その解決策としてパワコンの容量より多い容量のモジュールを設置する新たなトレンド「過積載」。パネルを多く搭載することで、日照量の少ない朝夕の発電量を上げ、総発電量が上げられる。このようなニーズに応え、パネルの接続容量の制限をなくし仕様を満たせば保証対象とした。

また同時に、設置場所が内陸で減少し、海岸エリア設置のニーズが高まっている。海岸線から500m以内の重塩害エリアでは、海水や潮風の飛散により、金属製品が錆びやすく、故障リスクや安全性の観点からメーカーが設置不可とするケースが多かった。この課題に対し、オムロンはPVパワコンもハイブリッド蓄電システムも重塩害対応タイプをラインナップ。過積載対応とともに市場のニーズに対応することで、高評価を得ている。

同社は再エネの導入拡大やエネルギー自給率向上を目指したVPP(バーチャル・パワー・プラント)の技術実証プロジェクトにも取り組んでいる。激変する市場をとりまく新たなニーズに呼応した革新的な製品やサービスを提供することで、エネルギー関連市場の持続的な発展に貢献していく構えだ。

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オムロン株式会社 環境事業本部
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
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お問い合わせ:info_energyinnovation@omron.co.jp

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