ZEHシンポジウムレポート

賢く創エネ、安全安心、ZEHライフを実現する住宅用蓄電システム

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新築におけるZEH標準化が進められるなか、太陽光発電で創った電気は自分で使う時代へと移りつつある。独自のICT技術と太陽発電技術を融合し市場を牽引するファーウェイ・ジャパンの渡邊篤氏が、ZEH普及へのソリューションとなる同社の住宅用蓄電システムの特長について語った。

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家庭ごとのニーズに呼応するシステム設計

「Green Energy for All」をビジョンに掲げ、世界各地の太陽光発電市場に最先端のソリューションを提供するファーウェイ。近年では自家消費型へのニーズの高まりを背景に、住宅向けのラインナップを拡充。2021年1月には、日本市場向けに開発された住宅用蓄電池LUNA2000にハイブリット型パワコンを組み合わせた蓄電システムの出荷を開始した。

5~30kWhモジュール型電池システム設置イメージ

5~30kWhモジュール型電池システム設置イメージ

同蓄電ソリューションの軸となるのが、高収益性・使いやすさ・高安全性。システムを構成するハイブリットパワコンのJIS変換効率は業界最高水準の97%を誇り、パネルごとに発電を最適化するオプティマイザーの使用により、発電量がさらに12%近く向上した実例もあるという。

ファーウェイ・ジャパン デジタルパワー事業部 営業マネージャー 渡邊 篤 氏
ファーウェイ・ジャパン
デジタルパワー事業部 営業マネージャー
渡邊 篤 氏

家庭ごとに異なるニーズや日本の住宅事情を勘案し設計された蓄電池にも注目したい。モジュール単位での独立制御であるため、自由にシステム構成(5~30kWh)を設計でき、家族構成の変更などに合わせて増設可能。新旧蓄電池の併用も実現する。パワコン・蓄電池ともに業界トップクラスの軽量・コンパクト設計で、少人数でも設置可能な省スペース製品となる。

そのほか、同社が提供するアプリによってシステム配下の機器・設備を管理することができる。「すべてがファーウェイ製の製品で構成される同システムは、住宅での自家消費を検討されている方にワンストップで包括的なソリューションを提供します」と渡邊氏は強調した。

ZEH普及を加速する一手

安全性能にも配慮している。火災のリスク低減に向けて、AIを活用したAFCI(アーク障害回路遮断)機能をパワコンに搭載。0.5秒以内に火災の原因となり得る直流アークを正確に検出し、瞬時に遮断する機能を有する。蓄電池に関しては、過放電や過充電においても爆発の危険性がないリン酸鉄リチウムイオン電池セルを使用。ユニット単位では8つのセンサーを搭載し運転状況を監視。さらに、蓄電池システム全体では不具合モジュールを切り離すことで蓄電池の無停止運転を実現するなど、「もしもの時」に備えた三重の安全防護策を講じている。

「ZEHの普及に向けて断熱性や省エネなど、建設・住宅業界がクリアすべき課題は多いかと思いますが、ファーウェイは賢くエネルギーを創出するようなソリューションを積極的に提案し、ZEHライフに貢献していきます」と渡邊氏は同社の住宅用蓄電システムがもたらす可能性について語った。

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ファーウェイ・ジャパン ファーウェイ・ジャパン
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-5-1
大手町ファーストスクエア ウエストタワー12階


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