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サプライチェーンのCO2排出を最適化するAI技術、グリッド社が開発

環境ビジネス編集部 (PR)

独自のAI技術で社会インフラの最適化に貢献するAIベンチャーのグリッドが、企業の脱炭素化と事業活動を両立させ、GX(グリーントランスフォーメーション)を促進するための新たなプラットフォーム「ReNomApps」を開発。実証実験では、製造業や流通業など様々な企業のCO2排出量の最適化を実現。サプライチェーン排出量(Scope1,2,3)のマネジメントにも大きな効果を発揮する。同社は今回の新プラットフォームにより、企業の脱炭素化・CO2削減を支援する。

※企業のGX化を促進するプラットフォーム『ReNomApps』に関する詳細資料を公開しています。こちら、もしくは文末より資料がダウンロードできます。

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企業の重要課題「脱炭素化」をテクノロジーで解決へと導く

カーボンニュートラル達成に向けた世界的な動きは加速し、企業は経営戦略の変革を求められている。最近ではGX(グリーントランスフォーメーション)という言葉も注目され、脱炭素化と事業活動の両立を目指し、テクノロジーを活用した対策を検討する企業が増えている。そうした中、AIベンチャーとして注目されるグリッドがデジタルツイン・最適化開発プラットフォーム「ReNomApps」を発表。発表後に開催された複数の説明会はいずれも盛況で、代表取締役の曽我部氏は「脱炭素化という企業の重要課題に対し、『AIに何がどこまで解決できるのか?』脱炭素化を目指す企業の方々から細部にわたる質問を多くいただきました」と手ごたえを感じている。

代表取締役社長 曽我部氏

株式会社グリッド 代表取締役 曽我部 完氏

従来、AIを業務に活用する手法というと、主にパターン認識技術で過去のデータから一定の規則を見つけ出し、それに沿って予測を下すことだった。例えば、画像認識技術により生産ラインで発生した不良品の目視検査を作業員からAIに置き換えるケースなどがある。

しかし曽我部氏は、これらは人間がすでにできることをAIに置き換えているだけに過ぎないと指摘する。「今までのAI事業は過去のデータを集め、特徴を学習しているだけです。そうではなくて、人間では思いつかない領域や、莫大な時間をかけなければ解明できないような企業経営全体に関わる課題にAIを活用できないか。それが当社の掲げるAIによるインフラ・ライフ・イノベーションであり、『社会インフラ計画業務の最適化』事業です」と主張する。

社会の基盤を支える発電設備やサプライチェーン、さらに工場等の生産設備、海上輸送の配船ルートなどは社会状況や需給関係の変化に応じて計画が策定される。特に世界的に気候変動問題が関心を集める中、社会インフラの脱炭素化が大きな課題として浮上。AIを使って、そうしたインフラ計画の最適化を可能とするプラットフォームが「ReNomApps」だ。

デジタルツインにより、日々の業務をデジタル空間に再現

Digital Space

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ReNomAppsのコア技術となるデジタルツイン・シミュレーター開発フレームワーク「ReNomSIM」により、日々の業務をデジタル空間に再現し、売上、原価、利益、在庫、CO2排出量など複数の指標を可視化・予測する。

シミュレーションは過去のデータを使わずに、「熱力や速度、圧力などに関わる通常の物理方程式」と業種や個々の企業によって異なる「ビジネスルール」を組み合わせ、デジタル空間上に業務オペレーションをリアルに再現できることが特長だ。双子にたとえられるデジタルツイン化により、担当者は策定した複数の計画を何度でもシミュレーションすることができ、最良のシナリオを選択、実行することができる。次いで、再現されたデジタルツイン上で最適化アルゴリズムを活用。AIが従来の人間の経験値では検証困難であった計画の効果・効率性を算出し、最適化された計画を瞬時に策定することができる。そして、その上で誰もがより簡単に業務を遂行できるよう業務アプリケーションを導入する。

ReNomApps導入の3段階

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グリッドはすでにデジタルツイン・最適化の手法により、出光興産と石油タンカーの運行計画の実証実験を行い、輸送効率の最適化・環境負荷低減に成功している。出光興産が行う国内の製油所から油槽所に石油製品をタンカーで分配するオペレーションをデジタルツイン上に再現。配船計画モデルは、船舶の運航効率や製品の積み付けバランス、航海時間や荷役時間含めた船舶稼働時間など様々な制約条件を考慮して構築。配船計画の策定は従来、熟練担当者の経験に依存していた。しかしAI最適化技術により、計画時間を60分の1に短縮、最大輸送効率を20%改善し、燃料コストを削減することに成功した。また、これはCO2排出量の削減に繋がるものと期待している。

CO2排出を最適化したサプライチェーン構築も可能に

デジタル空間

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ReNomAppsの特長の1つは、そのコア技術であるデジタルツイン・シミュレーターの汎用性の高さだ。

「ReNomAppsはサプライチェーン、電力システム、生産計画など、広くいえば製造業やサプライチェーンを管理するすべて事業者にご利用いただけます。脱炭素化に関しても、サプライチェーン排出量(Scope1,2,3)の最適化、CO2排出量削減に貢献できます」と曽我部氏。さらに災害やコロナ禍など想定外のリスクシナリオもシミュレーター上で自由に再現でき、不確定の未来に対しても、準備を整えられる。

またシミュレーションは日常業務の視点からの数日間、数週間の短期予測から、数年にわたる中長期予測までが可能。計画策定における需要、在庫、生産、物流、人流など将来の数量が、P/L(損益計算書)関わる売上、原価、利益やCO2排出量といった経営指標にどう反映するか、瞬時に変換することもできる。それにより、短期的にも中期的にもビジネスを成長させながらもCO2排出を一番抑えられた最良な計画を選択することが可能になり、各企業の脱炭素化に向けた目標を具体的にどのように実行すれば良いか道筋を立てることができる。

曽我部氏は「すでにサプライチェーンの最適化を目的に製造業、流通業など数社にプラットフォームを提供し、デジタルツインでサプライチェーンを再現し最適化へと導くことに成功しています」と胸を張る。

代表取締役社長 曽我部氏

先ずは試験的に特定の拠点や商品、メインサプライヤーなどに対象を絞って導入してみるというやり方もあるだろう。スモールスタートであれば、3カ月程度でデジタルツイン・最適化の手法を試すことが可能だ。

※企業のGX化を促進するプラットフォーム『ReNomApps』に関する詳細資料を公開しています。

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