オフィスの消費電力削減に寄与する「インクジェット複合機」の環境性能

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「環境ビジョン2050」を策定し、「カーボンマイナス」「地下資源消費ゼロ」を目指すエプソン。その志はCDP等で高い評価を獲得するなど、企業行動に表れているだけでなく、脱炭素や環境に最大限配慮した製品・サービス設計にも根付いている。同社の取り組みについて、企業のサステナビリティ経営に知見があるオウルズコンサルティンググループの羽生田 慶介氏とエプソン販売の子田 吉之氏が対談する。

※『オフィスの消費電力削減に寄与するインクジェット複合機の環境性能』に関する資料を公開しています。こちら、もしくは文末より資料がダウンロードできます。

株式会社オウルズコンサルティンググループ 代表取締役CEO 羽生田 慶介氏、エプソン販売株式会社 販売推進本部 スマートチャージMD部 部長 子田 吉之氏
株式会社オウルズコンサルティンググループ 代表取締役CEO 羽生田 慶介氏(左)
エプソン販売株式会社 販売推進本部 スマートチャージMD部 部長 子田 吉之氏(右)

オフィスの脱炭素の次なる一手

2022年4月に東証市場が再編され、ますます環境経営が重要視されていきます。企業ではどんな取り組みが求められますか。

羽生田:これまでの環境経営や気候変動対策においては、ビジョンや必要性を訴えていくことが世界の潮流でしたが、一昨年あたりからガラリと変わって、『実際に脱炭素化を進めていくためにこれから何をしていくか』が問われる実行フェーズに移ってきていると考えます。金融機関に対する説明責任が厳しくなっていることも背景にありますが、国際社会が実際の行動を伴った環境経営を求めていることは確かです。いよいよ環境経営は投資家へのアピールだけでなく、事業オペレーションや経営方針にどう反映していくかが問われる時代に入ってきたと思います。

子田:エプソングループとしては『環境ビジョン2050』で、2050年までのカーボンマイナスと地下資源の消費ゼロを掲げています。

2021年11月には全ての日本国内拠点の電源を100%再エネに切り替えました。今後は海外の事業所も含め、実施していく目標を持っています。

また、製品の販売を通して、お客様のもとでいかに脱炭素を実現していくかも重要です。お客様の使用するプリンターをできるだけ環境性能の高いものにしていく。その答えの1つがインクジェットの技術です。

高い生産性と環境性能が、当社の高速インクジェットプリンターの肝です。「インクジェットは家庭用」という固定観念が強いですが、オフィス用複合機であるエプソンのスマートチャージは、顔料インクを採用しているため、※1印刷した出力物は水に強く、業務用として遜色のない機能を備えています。さらに、レーザープリンターに比べ※2CO2排出量を※347~57%削減することができます。消耗品交換の頻度も少なく、手間と廃材の軽減にもつながり、トータルなCO2の排出に貢献します。エプソンでは、プリンター自体のCO2排出量の削減はもちろんのこと、働き方改革やペーパーレス化への支援による、低炭素社会実現に向けた提案も行っていきたいと思っています。

※1:印刷した用紙を水に濡らした環境は、エプソンが保証するものではありません。
 ※2:CO2排出量は、環境省の「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」に掲載の算定方法(電気使用量×単位使用量当たりの排出量)を用い、「令和3年提出用」に掲載の係数(代替値0.000470t-CO2/kWh)を使用し算出。
 ※3:エプソンのスマートチャージ〈LX〉シリーズのTEC値とENERGY STAR®画像機器基準Version3.0にて定められたTEC基準値で比較した場合の削減比率。

変わりゆくプリンターの在り方

エプソンのインクジェットプリンターの環境性能や脱炭素経営に対する姿勢について、どのような印象をもたれましたか。

羽生田 慶介氏
羽生田 慶介氏

羽生田:SDGsでは、企業が行動主体として自ら社会課題解決を実践する姿勢が大事です。エプソンはTCFD開示要求への対応やRE100への参加に加え、SBT認定やCDPのAスコア獲得などで、まさに行動主体であることを示しています。

さらに「カーボンマイナス」を掲げていることも環境経営の本気度を感じさせます。ニュートラルではなくマイナスを目指すとなれば、イノベーションが必要になります。カーボンマイナスのために技術開発の投資を行い、エプソンが『世の中になくてはならない会社になる』という魂を感じます。

同社のインクジェットプリンターで注目したいのは、速さや※1水への耐性など、もともとインクジェットでは実現できなかったことを大きく達成していること。世の中の環境配慮型プロダクトは、環境性能はいいけれど基本機能が劣っているものも多い。その中で、オフィス複合機として妥協できない要件が満たされており、さらに社会課題解決の価値が高いことは大きなポイントで、ものづくり企業としての胆力を感じます。もう1点、現在、欧州で議論されているサーキュラーエコノミーの観点から、インクジェット複合機のシンプルな機構にも注目したい。資源循環型の経済システムにおいて簡単にリペアできる設計は「エコデザイン」として高く評価される。プリントそのものの省エネ性だけでなく、機器のライフサイクル全体で高い環境対応のポテンシャルがあると言えます。

ニューノーマル時代で働き方が多様になるなか、プリンターの在り方、存在意義についてエプソンとしてどう考えますか。

子田:コロナで在宅勤務が進み、我々のオフィスでもプリントボリュームは減っています。今後のDX化、働き方改革、脱炭素に進む人たちの1つの入口として提案するのがエプソンのスマートチャージでご利用いただける『ペーパーレスサクセスプラン』です。

オール・イン・ワンプランに比べ印刷枚数が段階的に減っていくことで、「脱炭素社会の実現に向けたCO<sub>2</sub>削減」そして「計画的な業務改革」や「着実なコスト削減」が可能に。
オール・イン・ワンプランに比べ印刷枚数が段階的に減っていくことで、「脱炭素社会の実現に向けたCO2削減」そして「計画的な業務改革」や「着実なコスト削減」が可能に。
子田 吉之氏
子田 吉之氏

同プランは、紙の印刷量をマネージすることで、将来を見据えて業務効率化を推進できる印刷プランになっています。総務省のデータではA4用紙1枚で5.12gのCO2の排出とありますが、ペーパーレスサクセスプランのインクジェットプリンターを活用しプラン通りに紙を減らせば、※45年間で1.1トンものCO2を削減することができます。業務を効率化へと導きながら脱炭素社会の実現も進めていきたい。紙を使う方、使わない方、両方のコミュニケーションのお役に立てるようなカタチにプリンターも変わっていきたいと思っています。

※4:LX-10050MFシリーズでオール・イン・ワンプランとペーパーレスサクセスプランで比較した場合の削減用紙枚数で算出。CO2削減量についてはA4用紙の削減を想定し、総務省が提供するデータ(A4用紙1枚:5.12g)に基づいたCO2排出量を元に算出。

できる・できないではなく『やり切る』

脱炭素が加速していくなかで、企業はどう変化していくでしょう。

子田:社会課題をどう解決していくかに軸足を置いていくのが、我々の使命かと思います。企業としては、できる・できないではなく『やり切る』という想いのもと、環境ビジョンを掲げています。『持続可能でこころ豊かな社会を実現する』と企業メッセージを掲げていますので、その実現へ向け、環境だけでなく働き方自体をイノベーティブしていく部分も、お客様と一緒に創り上げていければと思います。

羽生田:ペーパーレスの支援というのは、エプソンからすれば本業を削るようなもの。しかし、新しいイノベーションを拒絶して延命するのではなく、それを取り入れて自身のマーケットを削っていくなかで、新しいドメインを我が物にしていく。これが、持続可能な経営の典型的な姿勢かと思います。インクジェットはあくまで長いエプソンの歴史のなかの今のツールでしかありません。企業が100年、200年続いていくにあたって商材は常に時代に合わせて変えていくべきで、そこには社会課題解決の視点が大切です。

※本取材で使用したインクジェットプリンターに関する詳細資料のダウンロードは以下のフォームより送信してください。

ダウンロード資料イメージ
▲資料がダウンロードできます

エプソン販売株式会社 エプソン販売株式会社
https://www.epson.jp/
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