なぜ今、再エネ建設で、電線・部材の海外調達が有効なのか?

カーボンニュートラル実現に向け、国内でも太陽光・風力発電など大規模な再生可能エネルギー関連施設の建設が相次ぐ。電線・電力ケーブル(以下、電線)需要の増加が見込まれる一方で、高圧ケーブルを中心に製品の値上げや納期の遅延が発生している。総合商社のフジテックス(東京都新宿区)は、韓国の大手電線メーカー「大韓電線」社製の電線の取り扱いを開始。2~3カ月の『短納期』で電力事業をサポートする。

電線需要は増加傾向 一方で値上げや納期遅延も

「原材料である銅の価格高騰や需給ひっ迫、その他資材の価格上昇などを背景に、電線の価格改定(値上げ)や納期の遅れが生じています」。現状についてこう話すのはフジテックス 産業資材事業部の野口氏だ。

今後はコロナ禍で延期されていたインフラ設備の更新や、再エネ関連設備の建設増加が見込まれている。同社においても、顧客から電線の調達に関する相談を受けることが増えたという。そこで今回、同社は日本の大手電力会社への納入実績もある大韓電線社製品の取り扱いを開始した。

日本の大手電力会社でも納入実績あり

大韓電線は、韓国国内をはじめ、米国や中東など世界各地に拠点を持ち、各国の大規模電力網構築プロジェクトにおいて電線を供給した実績がある。日本市場には25年前に参入した。また、世界最高圧500KVのCVケーブルの制作・納品実績もあり、品質の高さでも評価されているという。

「海外製品に対して品質面で不安を抱く方もいますが、大韓電線は日本の大手電力会社など豊富な納入実績があります。生産に関しても欠品はほとんどなく、出荷に関しても海外からコンテナ輸送で2~3カ月程での納品が可能です。欠品や納期がかかる場合の理由は様々ですが、銅線の被覆部材について安定供給に課題がある場合が見られます。同社は被覆部材についても供給先を複数確保していることから、安定して生産できている状況です」(野口氏)。

海外製品を調達できる選択肢を持つ

6.6kV、22kV、33kVなど高圧電線は納期の遅れが生じでいる中で、安心して使用できる海外製品を調達できる選択肢を持つことは、再生可能エネルギー関連の施設の建設が増加する昨今において有効な手段となる。

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フジテックスはこの他にも、日本市場で多数の納入実績がある中国電線メーカーの製品を扱っている。1500V PVCQケーブル(S JET認証品)、コネクタ付き片端、両端ケーブル・コネクタ単体など取り扱い商品は多彩だ。

「コネクタ、パネルメーカーオリジナル、EVO2、TS4、QC4、MC4など豊富に取り揃えています。現場環境やニーズに合わせたご提案が可能です」(野口氏)。

同社は今後も、大型の発電所建設に携わる事業者の支援を通じて、脱炭素社会の実現に貢献する考えだ。

 

株式会社フジテックス 株式会社フジテックス
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