Green MBA取得が可能なオンライン大学院 2026年4月の開校目指し準備加速!
岐阜県大垣市の学校法人平野学園が、新たなビジネススクール『環境経営大学院大学(NECSUS)』の令和8年開校に向け準備を進めている。対面/双方向オンライン受講で<Green MBA>が取得できるほか、市内の里地里山に廃校を活用した学びと交流の場も提供。環境経営を推進するリーダーの育成・輩出を目指す。 *Green MBA は登録商標です

平野 宏司 氏
環境経営のビジネスリーダー育成最新の知識とスキル・マインドを学ぶ
創設以来80年の歴史を持ち、幼稚園、高校、専門学校を展開する平野学園。環境問題への意識が世界的に高まるなか、環境の保全を基軸に置いた環境経営を推進していく次世代リーダーの育成・輩出を目指し新たに開校するのが、社会人向けのビジネススクール『環境経営大学院大学(NECSUS)』。平野学園理事長の平野宏司氏は「“明日に進む学びを創る”が学園の教育理念です。環境経営を通じて社会的インパクトを与えていくことのできる人材を育成することが、本ビジネススクールの目的です」と話す。
同学で取得できる〈Green MBA〉は、通常のMBAを環境保全の視点からとらえ直し、持続可能な社会の構築を重視した学びを修めた者が名乗ることのできるもので同学が独占的に呼称として使用するもの。もちろん、いわゆるMBA(経営学修士[専門職])が取得できる。
同学のプログラムでは、環境問題やエネルギー、自然環境保全、異常気象、生物多様性といったテーマについて講義や演習を通じて環境経営の最新の知識とスキル・マインドを学ぶことができる。単位取得は全てオンラインでも完結できるが、廃校となった大垣市立多良小学校を活用したリアルキャンパスも持つ。「里地里山にキャンパスを持つことで、豊かな自然に触れることができる場、同じ志を持って学ぶ仲間同士が実際に対面し、集うことのできる場を提供していきます。学校は、学ぶ場だけでなく、コミュニティの核となる場所でもあります。“今までの学びを、これからの学びにつなげていく” というコンセプトで、廃校を活用したコミュニティ形成の場を提供していきたいと思います」
“経営=環境経営”が当たり前の世の中を目指して…
環境経営大学院大学の講師陣は、リアルなビジネス現場を知り尽くした実務家教員が数多く任用されている。
受講生同士のディスカッションを中心とした双方向授業が特徴で、学修には臨場感あふれるケーススタディも多く、先進的な取り組みをする企業の〈いま〉をリアルに感じながら学ぶことができる。カリキュラムは専門基礎科目、専門応用科目、演習科目で構成され、MBAの基本となる科目を、環境経営的視点を交えて学び、『事業創出演習』で実際にビジネスを創出する経験も積む。
組織マネジメント、異文化マネジメント、エンゲージメントとメンタリング、メンタルヘルスマネジメントなど、人のマインドの部分に焦点を当てた科目が多いのもカリキュラムの特徴だ。

「多様性の時代に、社員を1つにまとめ、会社の収益につなげつつ個人のハピネスも高めていく。こうしたビジネスリーダーが今まで以上に求められています。特にマインド系は重視していく必要があると思っています」
講師陣は、資生堂ジャパン㈱で社長を務めた杉山繁和氏、『対人支援に活かすネガティブ・ケイパビリティ』の著者で日本マンパワーの会長である田中稔哉氏、〈Green MBA〉の名づけ親である雨宮寛氏など、多彩。
「環境経営への移行は待ったなしの状況。収益だけを追うのではなく、環境を基軸に経営を考える。ビジネスと環境の両面を深く理解し、持続可能なビジネスモデルを構築していくことのできる人材の育成が重要です。“経営といえば環境経営”が当たり前の世の中を実現するために、リーダーシップをとれる人材の育成・輩出に取り組んでいきたいと思います」