グリーン電力の市場取引がスタート CO2フリー電源の普及に期待

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エネルギー/日本卸電力取引所

グリーン電力の取引が2008年11月17日、経済産業省の肝いりで始まった。日本卸電力取引所(JEPX)が仲介するもので、CO2フリー電源の普及を後押しするというのが狙いだ。しかしその一方で、グリーン電力を取巻く他の制度との兼ね合いを問題視する声も挙がっている。まだ立ち上がったばかりで目下のところ低調なグリーン電力取引だが、この制度は低炭素社会に大きく貢献できるのか。


岩手県葛巻町の風力発電所米国や欧州、中国、インドなどでは急ピッチで導入が進む風力発電。2020年にはEUの全電力需要の13%を風力だけで賄える見込み。普及拡大には固定価格買取(フィードインタリフ)制度が大きく貢献する。一方、日本は風力発電に適さないこと、買取制度もなく、国内メーカーの技術開発も遅れ、普及が進んでいない。経産省は2010年度の導入設備容量目標を300万kWと定めるが、現状の政策では達成が危ぶまれている。写真は岩手県葛巻町の風力発電所。

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