太陽光発電普及の隠れた課題とその解消 (2ページ目)
太陽光発電所の安定稼働を実現
見守りサービス「ソラモニ」
太陽光発電事業で欠かせないのは、売電収益を確実に得るために、設備を安定稼働させることだ。そのためには、異常が発生したときに、早期発見、早期対応をすることが必要だ。ところが、発電事業に参入する多くのオーナーが、必ずしも発電事業の技術やノウハウをもって維持管理ができるわけではなく、ロスしてしまうケースも考えられる。
そこでオムロンでは太陽光発電システム遠隔監視保守サービス「ソラモニ」を提供。遠隔でシステムの保守監視を行い、365日24時間の遠隔監視で発電・稼働状況を確認し、異常があれば全国140の拠点から専門のスタッフが駆けつけメーカーを問わず点検・復旧する。 売電の機会損失を最小限に止めるために、太陽光発電の安定稼働をサポートする強力なサポーターとして稼働している。
見守りサービス「ソラモニ」

開発、エンジニアリング、保守サービス
グループをあげた普及体制
ソラモニを運用するオムロングループ会社のオムロンフィールドエンジニアリングでは、保守サービスの提供にとどまらず、太陽光発電の設計・施工などのソリューション提案をフルサポートしており、導入・運用コストの削減、安定的な維持管理といった様々な課題にワンストップで応えられる体制を取っている。また、設計にあたっては太陽光パネルなどのシステム機器はメーカーにこだわることなく発電効率やコストなどの顧客のニーズを基準として選定する。
さらに、パワーコンディショナを始めとしたエネルギー関連機器の製品開発と製造を行うオムロン阿蘇では隣接敷地内に9システム、計約100kWの太陽光発電システムを実証設置しており、パワコンやソラモニの実証実験やオムロンフィールドエンジニアリングの保守サービスを行うスタッフの社内研修の場にもしている。
このようなオムロングループの取り組みが、ものづくりからソリューションサービス、フィールドサポートまで一貫して太陽光発電のサービスを提供できる背景にあると言える。


環境事業推進本部
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