住宅用分電盤に世代交代!!

  • 印刷
  • 共有

ものづくり企業の技術を結集した新しい住宅用分電盤が、これからの住宅シーンを創りつつある。河村電器産業が開発した次世代型分電盤「enステーション」。追究したのはコンパクト性と拡張性。スマートシティ時代到来の呼び水となる。

次世代型分電盤「enステーション」。シンプルでスタイリッシュなデザインに業界最小のコンパクトさを兼ねる
次世代型分電盤「enステーション」。シンプルでスタイリッシュなデザインに業界最小のコンパクトさを兼ねる

HEMS(家庭用エネルギー管理システム)やMEMS(マンション用エネルギー管理システム)が注目され、今後のスマートシティの時代に合わせ、スマートハウスやスマートマンションの普及が大きく進んでいく。

太陽光発電、電気自動車、ガス発電、家庭用燃料電池・・・と、住まいの在り方は多様化し、省エネでありながら、より快適で住みやすい家が求められ、ユーザーニーズも多種多様な広がりを見せている。

河村電器産業の新規事業部 アプライアンスグループ グループ長 西脇一二氏は「電気を安全に供給するための住宅用分電盤を製造する、ものづくり企業として、より簡単に、多くのニーズにこたえられる次世代型分電盤を作りたかった」と話す。そして2012年10月、発売したのが「enステーション」だ。

河村電器産業
河村電器産業
新規事業部 アプライアンスグループ
グループ長 西脇 一二氏

業界最小!究極のコンパクトを実現

電気機器の多様化で大型化傾向にある分電盤。「しかし分電盤は下駄箱や脱衣所など、生活から離れた所にひっそりと設置し、なるべく目立たないことが求められる」と西脇氏。

「enステーション」はコンパクトを徹底的に追究。1919年の創業以来培ってきた独自の小型ブレーカ製造技術で、業界最小、幅10㎜の薄型分岐ブレーカ「ブレード・ブレーカ」を開発。分電盤の大幅なコンパクト化に成功し、主幹60A・分岐24回路のスタンダードな分電盤で、横幅32%削減(同社従来型比)を実現した。

業界最小。究極のコンパクト性

業界最小。究極のコンパクト性

特に床暖房や蓄熱暖房で回路数が多くなり、分電盤が複数必要となる寒冷地などでは、同じ回路数を1つの盤で収められると好評である。太陽光発電や家庭用燃料電池の併用など、回路が複雑になる場合も、従来の分電盤と変わらない大きさが可能となり、ハウスメーカーや施工店からの評価も高い。

次ページ →太陽光発電やEV充電を視野に入れた拡張性、しかもHEMSと連携

【次世代型分電盤enステーションについて】
資料請求・お問い合わせ

この記事にリアクションして1ポイント!(※300ポイントで有料記事が1本読めます)