FIT単価下落でも利回りを下げない低圧産業用パッケージ(2ページ目)

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Q.MAXは、様々な災害に起因する事故で生じた損害を、10年間にわたり補償する『災害補償制度』がパッケージ価格に含まれている。これによって、火災・落雷・洪水といった自然災害から、盗難にいたるまで、いざというときに安心だ。通常は任意の加入で有料だが、パッケージに限り標準仕様という設定にした。価格がネックで非加入にさせないための配慮だという。

尚且つシステム保証も15年ついている。昨年まで10年だったシステム保証は、5年延長を有料で選択でき、70kWシステムの場合、50万円強の価格になった。加入率もそこそこあったが、8円/Wの負担がエンドユーザーにあった。これを無償にしたのもQセルズの強みという。

『融資期間は、メーカーシステム保証付き』この商品力で融資の結論が有利に働くことを期待しているという。

加えて、同社の基準に基づいて発電量を補償する『日照補償制度』も標準搭載されている。

もしもの時も安心-損害補償制度
災害補償制度・日照補償制度の概要

『無駄』も『迷い』もない施工現場の実現

そして、施工現場での対応を考えた上での梱包やデリバリーこそが、Q.MAXの最大の特長といえる。今まで『現場での運用のしやすさ』は、あまり注目されていなかった。そこに目をつけたのがQ.MAXだ。

架台は、組み立て易い様に軽量なアルミ素材を基本とし、さらに仮組をした上で、梱包をしている。また、1つの梱包には必要部数ちょうどの個数しか入っていないため、ボルトの締め忘れなどを防ぐ効果もある。

梱包

さらには、部材別ではなく、セット毎に梱包をされているので、開梱から組み立て・設置までを、手際よくできる。『必要な順序で納品されるわけではないので、荷下ろしから作業開始までが一苦労』『必要な場所に、必要な数の梱包を配置しにくい...』といった、『現場で良くある苦労話』とは無縁になる。例えば組立時の工夫として、ボルト穴を色分けして同じ色のマーク同士を合わせて組み立てるなど、細かく配慮した。縦桟に横桟を取り付ける際、固定金具を用いる。この固定金具がモジュールの短辺サイズで既に固定済みだ。これは、現場での時短施工に直結する。『太陽光発電所建設の慣れていない現場の担当者でも、スムーズに作業が出来るとともに施工人工削減ということも考え尽くしました』と、尾上氏。

FITの下落とともにモジュールメーカーが価格を下げることで、同様に架台メーカー、パワコンメーカーも巻き込まれている。供給側の価格競争は絶えない。

これからは、施工店の工事費も同様に見直さなければ、FIT下落に対応できなくなるかもしれない。QMAXの施工性への配慮は施工店へのメッセージとも取れる。

シーン

実は、Q.MAXの特長は、これにとどまらない。意外に多い『見積依頼してもなかなか返答がこなかった』という声に対しても、『kWあたりの単価を統一にしたので、すぐに見積を提示できる』仕組みや、施工現場の敷地面積に応じた細かな対応ができるように、11kWから49.5kWまでおよそ30の組合せを用意する等、実に細やかな商材設計になっている。さらに、積雪地域・塩害地域への対応や、デリバリー上のコストダウンの工夫、架台設置時の『緊急対応BOX』、充実の施工マニュアルなど、まだまだ多くの配慮がある。これは業界の常識で完全オーダー品だったのを個別設計からパッケージにした事でのメリットと言えよう。

FIT価格の下落とともに、産業用から住宅用へのシフトが進む太陽光発電。しかしながら一方で、『住宅向けだけでは客単価があがらない...』『リピーターから相談を受けて、どのように答えようか...?』『FIT単価が下がっても、産業用の売上維持は必須だ...』といった施工店は多い。こうした声に対し、全面的にサポートするQ.MAXは、発売開始直後から、多くの引き合いと反響を読んでいる。

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