福島で次世代の高品質モジュールを生産(2ページ目)

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アジア進出を強化

一方、新工場は同社の世界戦略への布石ともいえる。現在フィリピン、米国、韓国など各国に、それぞれ福島工場製造モジュールを販売する計画を進めているが、さらにマレーシア、インドネシア、ベトナムにも進出を予定している。

親川氏は「今後の市場は全体の20%が国内で、残りの80%が世界になると思います。独立電源としてJICAやODAでの活用が期待されるのではないでしょうか」と産業として世界への広がりを示す。

「モジュールは装置型の産業です。最新鋭の工場は、新たな産業を興したいアジアの国々から見ても、魅力があるのではないでしょうか」と親川氏。

同社の経営理念のひとつは「地域のエネルギーを創る」だ。工場用地に福島県を選んだのもこの言葉が背景にある。同県は国内で唯一再エネ100%のエネルギー需給率を目指す県であり、産総研や大学など先端技術が集積している。世界に羽ばたくモジュールメーカーとして、再エネをアピールできる最高の舞台に新たな生産拠点が誕生する。

アンフィニ株式会社代表取締役 親川 智行氏
アンフィニ株式会社
代表取締役 親川 智行氏

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