世界での知見生かし日本市場を勝ち抜くソリューションを提供(2ページ目)

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傾斜地でも正確な発電予測が可能

今後国内で建設されるメガソーラーのサイトは、傾斜地が多くなるが、多額の造成費用がかけられないため、現況地形をできるだけ保ったままでの開発が求められている。

しかしながら、傾斜地の場合では生じる影は複雑となり、2D設計では対応しきれなくなっており、これまでの縦・横の要素に高さの要素を加え、レイアウト計画をしていく必要がある。

起伏に富んだ土地でも、影の影響に配慮した設計を行うことができる

起伏に富んだ土地でも、影の影響に配慮した設計を行うことができる

クリーンエナジーでは、起伏に富んだ傾斜地でも、正確にシミュレーションができる、3D設計サービス「PV Map Eye」を展開している。

これまでの2D設計では平面的にパネルを並べているだけで、設置の可否が検証されていなかったが、3D設計ではパネルと架台を正確にモデリングできるため、架台を含めた設置の検証が可能となる。

また、3D設計のレイアウトデータにより、影や発電量等のデータ分析に活用できリアルな発電シミュレーションができるため、出来上がったレポートは金融機関への提出資料としても活用ができる。

建設前のプロジェクトの採算性を検討する際に最適なサービスといえる。

実際にどのくらいのパネルが設置できるかシミュレーションできる

実際にどのくらいのパネルが設置できるかシミュレーションできる

クリーンエナジー 代表取締役 ダニエル・ホン氏

「こうしたサービスを提供している会社は非常に少ないので、独自のサービスとして、日本市場にアピールしていきたいと考えています」(ホン氏)。

今後、日本市場では、豪雪地帯や傾斜地など厳しい環境に対応した製品をカスタマイズで提供する一方で、スタンダードな製品のパッケージ化も進め、マーケットで勝てるような製品も提案していく。

ホン氏は、「展示会などを通して日本国内での認知度を更に上げ、モジュールメーカーやEPC、エンジニアリング会社など、業界の主要な会社とパートナーシップを組むことで、持続的な成長を目指したい」と、日本市場への期待を語る。


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