パワコンと蓄電池、両社の強みを活かした蓄電システムソリューションを提供

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世界中に60GW超のパワコンを設置し、業界をリードするパワコンソリューションサプライヤーである中国のSUNGROW。2015年に蓄電池で知られる韓国のSAMSUNG SDIとESS合弁会社を設立し、蓄電システムソリューションを提供している。ESS合弁会社、SUNGROW-SAMSUNG SDIの社長Wu Jiamao氏に、日本や世界における事業戦略を聞いた。

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メンテナンス能力を高める

1997年に曹仁賢氏によって設立されたSUNGROWは、太陽光発電用パワコンの研究・開発で世界をリードし、産業用・住宅用のPVパワコンソリューションと蓄電システム、水上太陽光発電ソリューションなどを提供している。太陽光発電分野における同社の製品は世界50カ国以上に設置され、全世界で6000万kWの設備が稼働されている。

一方、SAMSUNG SDIは、SAMSUNGグループに属する韓国の大手電機メーカーで、太陽電池、燃料電池、電気自動車のバッテリーなどを製造販売する。

社長Wu Jiamao氏は「SUNGROW-SAMSUNG SDIは、SUNGROWのパワコンとSAMSUNG SDIの蓄電池、両社の主力製品をいかした蓄電システムソリューションを提供する会社です。パワコン、蓄電池、EMSなど、ソリューションの中に必要なものを全部まとめて提案することができるのが強みです」と話す。

同社工場全景

同社工場全景

2015年に設立された同社はSUNGROWとSAMSUNG SDI両社のプラットフォームを使いながら運営されている。現在の従業員数はソリューションを提供する200人超だが、その後ろには1,000人以上の陣容を誇る研究開発部門が控える。

蓄電システムソリューションを提供していく上で求められるのは、会社の信頼性とソリューション提供のスピードだ。問題が発生した場合にいかに早く対処し、解決できるかがポイントとなる。

「我々が提供するシステムにおいては、サービスと現場のメンテナンスが重要となります。その点で、SUNGROWとSAMSUNG SDIの両方の営業所やアフターサービスの拠点を使えることは、大きな利点です」(Wu氏)。

拠点はアメリカ、ヨーロッパ、日本、オーストラリアなど世界各地に設置されており、現地のスタッフがサポートできる体制を整えている。

「こうしたメリットを活かしながら、アフターサービスやメンテナンスの能力をより高め、良いサービスを提供していきます」(Wu氏)。

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