Looop、脱炭素経営を目指す企業へ再エネ導入(2ページ目)

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「MY自家消費セット」の実例をみると、長野県の新築工場(高圧)の設置例(パネル容量520.8kW、パワコン容量400kW)では、(1)自家消費分の電気代削減775 万円/年 (2)再エネ賦課金支払い回避による削減155 万円/年で、計930万円/年の削減効果が得られた(図2参照)。その他のホームセンターや遊技店の事例においても、5~6年程度で投資回収が可能だ。

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PPA試算では初年度57万円、10年で700万円の削減効果も

「MY自家消費セット」とともに拡大を図るPPAモデルは初期費用なしに太陽光発電を設置し、再エネ電気が安価に手に入れられるサービスだ。同社が顧客から屋根や遊休地を借用し、太陽光発電設備を設置。顧客は対価として発電した電気を固定価格で買い取るという仕組みだ。対象となるのはスーパー、ホームセンター、工場など昼間の電力使用が多い事業者だ。

藤原氏は「PPA単価については一律ではなく、電力削減効果や弊社の投資回収のバランスをみて、お客様ごとにご提示し、10年間の契約後には値引き。また非常用電源としての利用を希望される際は、オプションとして自立運転可能なパワコンの採用をご提案いたします」という。さらに再エネ発電にともなう環境価値については顧客に帰属するので、脱炭素経営や環境負荷軽減を目指す企業に好評だという。

PPA導入例としては栃木県のある工場をモデルに試算したところ、A社高圧電力プラン、契約電力350kWのケースで、初年度57万円、10年間で約700万円の削減効果があると算出された(図3参照)。

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藤原氏によると2019年1月~7月末までで、「MY自家消費セット」とPPAモデルを合わせて、すでにパネルベースで48MWの引き合いがきているという。内訳は500kW未満が36%、1MW以上が30%、100kW未満が24%。提案先はロードサイドの小売店や郊外型工場、物流倉庫、介護施設などだ。

「Looopは発電から供給まで一気通貫に提供できる日本でも数少ない再エネカンパニーと自負しています。今後、自家消費ソリューションの提案とともに再エネ電気と環境価値の買い取りを強化し、RE100 や脱炭素経営を目指すお客様にご提供できるよう努めます」と熱弁した。

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株式会社Looop 株式会社Looop
再エネ事業本部
自家消費事業部
Email:info@looop.co.jp
TEL:03‒6705‒8912

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