FITから自家消費へ、提案力を高めるファーウェイのソリューション(2ページ目)

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また、同社の場合はパワコンとともに、自家消費用制御装置がセットとなっている。これにより、高速追従制御が可能となり、現場負荷の電力需要をリアルタイムで追従することができる。さらに、ルーター一体型のため、別途準備する手間も必要ない。

遠隔によるモジュール診断で事故を未然に防ぐ

「自家消費型の太陽光発電の多くは屋根上に設置されますが、人が屋根に登ってパネル一つひとつを故障しているかどうか目視で確認する…という方法はまず不可能です。規模が小さければ可能かもしれませんが、大規模となれば現実的ではありません。ですが、発電量の管理と安全性の担保は必須です。ここから見えてくるのが、『オート化』の重要性です」(佐藤氏)。

同社製品では、パワコンからモジュール側の健康診断ができるというユニークな機能が搭載されている。遠隔地からワンクリックで測定を開始し、わずか2分で診断。100kW規模の発電所でも10分程度で診断結果のレポートが作成できる。専門業者が専門機器を使って初めてわかる故障の類いも簡単に診断できる。

また、遠隔監視が可能で、日々の発電量をリアルタイムに確認すると同時に、発電施設で問題発生時は自動でアラームが発報され、メンテナンスが必要なタイミングですぐに知ることができる。

需給一体型モデルが描く未来の暮らし

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将来の需給一体型ソリューションモデルのイメージ図
PVによる火災事故を未然に防ぐAFCI機能やPID劣化したパネルを夜間に自動回復する機能を標準装備した自家消費システムも近い将来、現実のものになる。
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講演後半には、日本市場には投入していない、同社の需給一体型ソリューションを動画で紹介した。映像の中では、各太陽光パネルにオプティマイザーと呼ばれる装置を取り付けることで、より効率的な発電が可能となることや、家電における消費電力の見える化など、より快適な暮らしの一端を垣間見ることができた。

これからの太陽光発電ビジネスは、柔軟に対応できることや方法を変えることが肝要だ。今後、同社がどのような驚きのソリューションを提供してくれるのか、今後の活動に期待したい。

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