窓の内側にひと工夫! 「省エネ性」と「快適性」はどこまで変わるか?(2ページ目)

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働く環境の快適性向上にも貢献

Low-Eガラスとは、光を通しながらも直射日光や暖房などの遠赤外線を反射する特長があり、室内の保温性を大幅に向上させることができる。『アトッチ®』は、既存の窓の上からLow-Eガラスをそのまま貼り付けるだけで、Low-E複層ガラスと同等の性質を得ることができる。つまり、室内外の遠赤外線を反射するため、年間を通じて高い省エネ効果があるといえる。

省エネ性能比較(空調エネルギー削減率)
出典:AGCグラスプロダクツ(株)「アトッチ®」カタログより
(画像クリックで拡大)

『アトッチ®』はオフィスや店舗をはじめ、官公庁、ホテル、空港、博物館など幅広い建物に採用されており、全国600件ほどの導入実績を積み上げている。実際に導入したユーザーからは『長い休み明けの空調の立ち上がりが良くなった』、『オフィスでの窓からの冷気が気にならなくなった』、『結露の掃除の手間が大幅に減った』など評価の声が集まっている。

「窓際の暑さ、寒さが低減し、結露によるカビも抑制する。働く環境の快適性向上を通じて窓はウェルネスにも貢献すると考えています」。

『アトッチ®』は快適性の向上が一番の効能だが、体感しなければわかりにくいのがネックといえるだろう。これについて岡島氏は「後付けできること、全体工事をしなくても西面だけ、応接室だけといった部分的な試験施工が可能です。ご体感頂いた後に、他の場所への導入をご検討頂くケースもあります」と述べる。

今後は、J.CITYのような省エネ改修を目指す建物も含め、ZEBや環境にも貢献できる製品として、より多くの建物への導入を進めていく。

【「空調エネルギーコスト」「快適性」はどこまで変わる?】
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