業界初、 次世代蓄電システム 住環境・用途にあわせて自在に「進化」

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オムロン ソーシアルソリューションズが、産業向けに「完全自家消費システム」、そして住宅向けに「マルチ蓄電プラットフォーム」を発表した。売電単価の低下や電気料金の上昇、RE100に代表される環境経営の必要性、災害対策の備えなどに応える、同社の新たなソリューションを紹介する。

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従来の自家消費システムの課題を解決 『完全自家消費』ソリューション

固定買取価格制度(FIT)の抜本的な見直しが進むとともに、多くの企業が脱炭素化への取り組みを加速させるなど、太陽光発電の普及は大きな転換期を迎えている。

電気料金の上昇により、電気代削減の目的で自家消費型の太陽光発電システムの導入を検討する事業者、さらには、台風などの自然災害の大型化によるBCP対策としての備えや、RE100やRE Actionに代表される環境配慮型の経営を志す企業も多くなっている。

このような動向をとらえ、オムロン ソーシアルソリューションズは独自の電力制御技術を活用した完全自家消費システム(特許出願中)を発表した。

99%程度の『高速・高精度』負荷追従による発電量最大化 RPRが不要に

完全自家消費システムの最大の特長は、同社独自の「高速・高精度負荷追従」技術にある。

一般的な自家消費システムの場合、需要家の消費電力に合わせた余裕のある制御が求められるため、80~90%以内で追従する。しかし、同社のシステムは、99%程度※という高精度での追従が可能となり、ロスを最小化。電力需要の変動に合わせて発電した電力を最大限利用できるため、電力会社からの買電を軽減することにつながる。

独自の「高速・高精度負荷」技術でRPRが不要になる
独自の「高速・高精度負荷」技術でRPRが不要になる
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また、一般的な自家消費システムでは、発電電力が消費電力を上回り逆潮流が発生した際、逆電力継電器(以下、RPR)が作動し、一時的に発電をストップさせる。復旧作業のため現場駆け付けが必要になる。これに対し、同社のシステムを搭載した場合、高速かつ高精度な負荷追従により、負荷が急変した場合も発電電力が消費電力を超えることがないため、逆潮流によってRPRは作動せず、復旧作業が不要になる。

RPRは作動せず、復旧作業が不要に
RPRは作動せず、復旧作業が不要に
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シンプルなシステム構成でイニシャルコストを削減
シンプルなシステム構成でイニシャルコストを削減
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さらに、同システムは機器構成も至ってシンプルだ。通常、自家消費システムを構築すると、多くの機器が必要となるが、同システムではRPRと外部のコントローラが不要。設計はもちろん、設置・配線までコンパクトにできる。

このように、優れた制御技術とシステム構成の最小化によってもたらされる発電量の最大化やイニシャル・ランニングコストの削減は、これから自家消費システムを導入、または提案したい企業にとって大きなメリットとなるはずだ。

※低圧受電の単相回路にCT接続する場合、または高圧受電二次側の単相回路にCT接続され三相回路に発電機がない場合に限られます

左:完全自家消費専用パワーコンディショナ 右:自家消費専用ゲートウェイボックス資料イメージ
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